車を買い替える際、ハイブリッド車を検討しています。毎年5000キロ以下の走行距離なのですが、乗り換える意味はないでしょうか?

AI要約

ハイブリッド車の概要と5000キロ以下の場合の節約効果についてまとめました。

ハイブリッド車が向いている人や向いていない人の特徴を紹介しました。

高速道路を利用する場合や走行距離が少ない場合、ハイブリッド車の適応性が低い可能性があることを解説しました。

車を買い替える際、ハイブリッド車を検討しています。毎年5000キロ以下の走行距離なのですが、乗り換える意味はないでしょうか?

車を買い替える際に、ハイブリッド車を選択肢に入れる人がいるかもしれません。そのなかで、年間走行距離が5000キロ以下でもハイブリッド車に乗り換える意味があるか気になる人もいるでしょう。

今回はハイブリッド車の概要とあわせて、向いている人や向いていない人、5000キロメートルを下回る場合の節約効果をまとめました。

ハイブリッド車とは、動力源を2つ搭載した車を指すようです。ガソリンで動くエンジンと電気で動くモーターを組み合わせることで、燃費効率がよくなるといわれています。

ガソリンだけを使って走らせる車に比べて燃費がよくなるのはもちろんですが、「環境へ優しい」「静音性が高い」などもメリットと考えられています。反対に、「車両価格が高い」「車内スペースが狭い」といった可能性がある点はデメリットとなるでしょう。

例えば、トヨタから販売されているヤリスと、ホンダから販売されているフィットの価格を調べてみると、表1のように金額が設定されていました。すべて税込み価格です。

表1

※筆者作成

このことから、金額面でいえば30万円~40万円ほどハイブリッド車の方が高い傾向があるといえるでしょう。

■ハイブリッド車が向いている人

ハイブリッド車が向いている人の特徴として、以下の3つがあげられます。

・車に乗る回数が多い人

・1台の車に長く乗り続けたい人

・静かに走行できる車が欲しい人

ハイブリッド車のメリットとして、燃費のよさが考えられます。そのため、車に乗る回数が多い人や走行距離が長い人であれば、ハイブリット車が向いている可能性があります。

また、一般的にハイブリッド車の方がガソリン車に比べて車の寿命が長いといわれています。特に補機バッテリーの部分に差があると考えられており、1年~2年程度は長持ちするようです。このことから、1台の車に長く乗り続けたい人にもハイブリッド車は適しています。

エンジン音についても、走行音や始動音などがおさえやすいため、静音性を求める人もハイブリッド車を検討してみましょう。

■ハイブリッド車が向いていない人

ハイブリッド車が向いていない人の特徴として、以下の3つを見ていきましょう。

・高速道路の走行がメインの人

・走行距離が少ない人

・寒冷地域に住んでいる人

ハイブリッド車は、低速時に電気のモーター、高速時にエンジンを使用して走行する仕組みとなっています。そのため、ある程度の速度を常に出している高速道路を利用する場合、逆に燃費が悪くなってしまう可能性があるでしょう。

さらに、ハイブリッド車はガソリン車に比べて、車両価格が高めに設定されています。走行距離が短い場合、車両価格の差額を補いきれない可能性が高いです。

寒冷地域に住んでいる場合、暖房を使用する頻度が増えることも想定できます。暖房を使用する場合はエンジンを駆動させる必要があるため、結果としてハイブリッド車のメリットを活かしきれないといえるでしょう。