「コミケに参加したい」→オタママが託児所を作った？パパ＆ママだって沼りたい、そんな夢を叶えた託児サービスとは【作者に聞いた】
ママたちが子育て中に同人イベントを楽しむために託児所を設立するストーリー。
四辻さんの経験をもとにしたコミカライズ作品が、子育て中のリアルな悩みや喜びを描く。
イベントを楽しみたいママたちへのメッセージを含む、託児所設立の意義について。
親になったら、好きなことを諦めなきゃいけないの？授乳や離乳食、オムツの交換で終わってしまう一日。誰とも話さない日も多く、休息時間にスマホを見るのが唯一の楽しみだというママも多い。四辻さつきさん(※正しくは二点しんにょう)もその一人だった。きっかけは推しにハマって、二次創作をするようになってから。「コミケに参加したい！」という思いからスタートし、同人イベントに合わせた託児所を開設するまでに至った。今回は、にじいろポッケ(@nijiiropokke)の主催者、四辻さんに託児所設立から「同人イベントに行きたすぎて託児所を作りました」コミカライズまでの経緯を聞いた。
■「子育て中のママでもイベントを楽しんでいい！」自分の人生を楽しむための新たな選択肢。
にじいろポッケは、パパやママのリフレッシュ時間をサポートしてくれる託児サービスである。各種イベントに合わせたアクセスのよい場所で、プロのスタッフが預かってくれるというこの施設は、「もしもこんな施設があったら！」という夢を実現させたものなのだ。今回、さまざまな人の協力を得てこの夢を実現させたという四辻さんに話を聞いた。
四辻さんご自身の経験をもとにコミカライズされた本作は、子育て中における同人活動のリアルな様子だけでなく、実際に託児所を利用した「利用者目線の心理」なども描かれている。
「にじいろポッケを利用する方はもちろん、直接関わりのない人にもエンタメとして楽しんでもらえる、『漫画』として面白いものになるように意識した」と話す四辻さん。実際に託児所を運営するようになると、さまざまな苦労があり、なかなか思うようにいかないこともあったそう。それでも、選択肢のひとつとして託児所が存続できるように、たくさんの人の応援でここまで来られたのだという。
「子どもも大切、自分の心が自分らしくあることも大切」イベントを楽しみたいという思いを抱えるママさんたちに向けて、四辻さんはそんなメッセージをくれた。非日常のイベントを思いっきり楽しむために実現させた夢、「ビッグサイトの神も祝福する」そのストーリーをぜひ読んでほしい。
取材協力：四辻さつき
