【夏のごわつき】は放っておくと肌トラブルの原因に!?
強い日差しと猛暑に苦しんでいるうちに、化粧水の浸透が悪い肌になりがちな夏。こうしたごわつき肌の原因として、紫外線や保湿不足、角層のムラ、摩擦ダメージが挙げられる。
紫外線による肌へのダメージはターンオーバーの乱れを引き起こし、保湿不足は角層の育成を妨げる。角層のムラや摩擦ダメージもごわつきの原因となる。
肌の状態を整えるためには、スキンケアをしっかり行い、角層細胞のターンオーバーを促進することが重要。生活リズムの見直しも忘れずに。
強い日差しと猛暑に苦しんでいるうちに、気づけばゴワゴワとした、化粧水の浸透が悪い肌に……。まずはごわつきの原因をおさらい。
猪越理恵さん
ビューティスペシャリスト
セレブリティからの信頼も厚いエステティシャン。業界歴30年で、美容番長という愛称でも知られるゴッドハンド。
穴沢玲子さん
美容ライター
毛穴の詰まりを許さないオイリー肌。つるっとなめらかな肌のための、コスメやケア方法の情報を幅広く収集。
夏の「ごわつき」のメカニズムを知ろう
ごわごわ肌はなぜ発生するのか!? 原因を知らないと対処もできないから、ごわつき発生のメカニズムをおさらい。
猪越理恵さん
最大の原因は紫外線。強い日差しから肌を守ろうとして皮膚に厚みが出やすくなったり、UVダメージで活性酸素が発生し、新陳代謝のリズムが乱れて手触りにムラが出たり。摩擦によって角層の剝がれ具合が均一じゃなくなることも、ごわつきの原因に。また、角質ケアをやりすぎると、肌の防御機能によって角層の厚みが増してごわつきます。
穴沢玲子さん
保湿不足もターンオーバーの乱れを招きます。暑くてもスキンケアをしっかりなじませることが大事なんです。
・紫外線
紫外線によって肌の内部がダメージを受けると、ターンオーバーの乱れにつながる!
・乾燥
保湿が足りないと角層細胞がしっかり育たなくなり、ターンオーバーが乱れて表面に凸凹が。
・角層のムラ
角質が溜まっている部分とそうでない部分の差によってムラが。手触りも見た目印象も均一じゃない状態に。
・摩擦ダメージ
洗顔やクレンジングなどのお手入れで摩擦を与えていると、肌の防御反応でかえって厚みが出てきてしまう。
角層細胞がちゃんと育って剝がれ落ちれば、ごわつきは起こらないもの。生活リズムの見直しも必要!
撮影/伊藤泰寛 イラスト/本田佳世 取材・文/穴沢玲子 構成/佐野桐子
Edited by 新井 美穂子