スパイスチャージで猛暑に打ち勝つ、東京の本格派「火鍋」3選

AI要約

夏の食欲減退を乗り越えるために、火鍋を楽しむことで胃腸を整え、発汗デトックスが可能。具材を鍋でしゃぶしゃぶしてスープと一緒に食べる火鍋は、日本人にもおすすめ。

中国料理の達人が手がける火鍋専門店では、薬膳やスパイスを取り入れた麻辣スープや白湯スープが特徴。30年以上の経験から生まれるこだわりのスープで体の健康もサポート。

陳健一氏に師事し、自家製の豆板醤や四川省麻鼓醤を使用した麻辣スープ、漢方や生薬をブレンドした白湯スープが楽しめる火鍋専門店は東京や虎ノ門ヒルズにある。

スパイスチャージで猛暑に打ち勝つ、東京の本格派「火鍋」3選

暑いからって冷たいものばかり摂っていると胃腸が弱ると言いますからね。ガツンと内臓に喝を入れつつ、彼女とふたりで仲良く発汗デトックスできちゃう火鍋屋3店をリストアップしました。

暑さで食欲が減退しやすい夏。つい、冷たいビールにそうめんちゅるちゅる……と食べやすいものばかり口にしがちですが、こんな時こそスパイスたっぷりな火鍋で英気を養いませんか。「夏に鍋⁉」と驚くなかれ、お肌に嬉しい発汗作用と薬膳で体がさっぱり整う火鍋はそもそも夏の料理なんです。本格派な薬膳火鍋を彼女とつつきながら一緒にひと汗かけば、ふたりの距離もぐっと縮まるかも⁉

「本場中国の火鍋の場合、具材を鍋でしゃぶしゃぶしたら、ゴマ油ベースのタレにつけていただきますが、味噌汁文化の日本人にはなかなかなじみがないですよね。そこで、スープと一緒に食べる、日本人がおいしいと思える火鍋を作りました」。

そう語るのは営養薬膳師*の資格を持つ中国料理の達人、菰田欣也さん。

註)中国政府 国家中医薬管理局 中華中医薬学会 営養薬膳専科分会から認定される国家資格。 中医学理論と医食同源の伝統を持つ中国料理の調理法を学び、食材の持つ食効を最大限に生かすことにより健康増進に寄与することを目的に授与される。

“四川料理の父”として知られる陳健一氏に、約30年もの長きに渡って師事した菰田欣也シェフは、2017年に火鍋専門店「ファイヤーホール4000」(東京・五反田)をオープン。現在は虎ノ門ヒルズにも店舗を構えています。

菰田シェフによる火鍋の基本となる麻辣スープと白湯スープには、並々ならぬこだわりがつまっています。麻辣スープは、開発に3年の月日をかけた自家製の豆板醤と四川省麻鼓醤(マーチージャン)に唐辛子や豆鼓、紹興酒や山椒などを入れた自家製。白湯スープは豚骨を使った肉骨茶(バクテー)をベースに、当帰(とうき)、川芎(せんきゅう)などの漢方や生薬をブレンドしたオリジナルです。