車いすラグビーの池崎大輔選手が千葉・浦安市長表敬、悲願の金に意欲 パリ・パラ五輪

AI要約

車いすラグビー日本代表の池崎大輔選手がパリ・パラリンピックに出場し、金メダル獲得に意欲を示す。

池崎選手は難病を乗り越えて車いすラグビーを始め、今回が4回目のパラリンピック出場となる。

浦安市に移り住んだ池崎選手は、パラスポーツ全体を盛り上げる意欲を持ち、市民らへの応援を呼び掛けている。

車いすラグビーの池崎大輔選手が千葉・浦安市長表敬、悲願の金に意欲 パリ・パラ五輪

パリ・パラリンピック(8月28日~9月8日)に出場する車いすラグビー日本代表の池崎大輔選手(46)=三菱商事=が6日、居住する浦安市の内田悦嗣市長を表敬訪問し、悲願の金メダル獲得に意欲を示した。

池崎選手は北海道函館市出身。6歳の時に手足の筋力が低下する難病を発症。30歳で車いすラグビーを始めた。スピードとパワーを生かしたプレーが持ち味で、エース格として、リオ、東京両大会の銅メダル獲得に大きく貢献した。パラリンピックは今回で4回目の出場となる。

都内へのアクセスの良さや車いすでも生活しやすい環境などから、3年ほど前に浦安市に移り住んだという。

池崎選手は「自分たちの実力を発揮できれば、結果はついてくる。パラスポーツ全体を盛り上げるためにも、4度目の正直で輝くものをぶら下げて、また報告に来たい」と意気込んだ。

内田市長は「体調を整えてベストコンディションで臨み、日本のエースとしてぜひ金メダルを持ち帰ってほしい」とエールを送った。

車いすラグビーは重い障害でも楽しめるチームスポーツ。車いす同士がぶつかる攻防が魅力で、その激しさから「マーダーボール(殺人球技)」とも呼ばれる。1チーム4人で行い、あらゆる方向にパスが可能で、ボール保持者の車いすの2輪がゴールラインを越えると1得点が与えられる。

池崎選手は「障害の重い人と軽い人の掛け合いや時間管理など、頭も体も使う見ごたえのあるスポーツ。障害があったとしてもこれだけ激しい競技ができるというメッセージ性もある」と車いすラグビーの魅力を語り、市民らへの応援を呼び掛けた。(松崎翼)