息子に「iPhone」を買い与えようと思うのですが、「ネット詐欺」が心配です。どんなものに気をつけるべきでしょうか?

AI要約

スマホ詐欺の主な手口と対策について紹介します。

フィッシング詐欺や当選詐欺など様々な手口が存在し、注意が必要です。

子どものスマホ利用率も高いため、保護者は情報を共有して防止策を講じる必要がある。

息子に「iPhone」を買い与えようと思うのですが、「ネット詐欺」が心配です。どんなものに気をつけるべきでしょうか?

子どもにスマホを持たせるか否か悩んでしまう親は少なくないでしょう。便利である反面、ネット詐欺などの危険性もあり、子どもが巻き込まれないかと心配になるかもしれません。今回は、スマホ詐欺の手口と、子どもを守るための具体的な対策をご紹介します。

スマホ詐欺には、さまざまな手口があります。代表的なものとして、以下が挙げられます。

■フィッシング詐欺・スミッシング詐欺

有名企業を装った犯人がメールやSMSを送信し、IDやパスワードなどの個人情報を盗み出す詐欺行為です。フィッシング詐欺の件数は2023年10月で15万6804 件です。2023 年 9 月と比較すると 3万9771 件増加しています。

■ワンクリック詐欺

リンクをクリックしただけで意図しない入会を強制され、入会金や退会金を要求される詐欺です。リンクには「会員登録する」などの明示的な文言がないため、ユーザーは自分の意志とは無関係に登録させられることがあります。

■ゼロクリック詐欺

利用者がクリックをしなくても、自動的にサービスに入会させられる手口の詐欺です。例えば、ポップアップ画面が連続して表示されて閉じることができない、または消してもすぐに新しいポップアップが出るなどの方法が使われることがあります。

■当選詐欺

嘘の当選メールを送り、景品の送り先を記入するリンクに誘導します。リンク先では住所・氏名・クレジットカード番号などの入力が求められますが、入力しても景品は届くことはなく、個人情報を窃取されます。

■サポート詐欺

サイトの閲覧中に「ウイルスに感染しました。 今すぐ対策を行ってください」といった警告が表示されることがあります。被害者の危険をあおり、ウイルス対策アプリのインストールや有料のサービスに申し込みさせます。

こども家庭庁による令和5年度 青少年のインターネット利用環境実態調査において、年齢別スマホ保有率は表1の通りです。

表1