ジェイエムウエストンの新“靴”族。23年に登場したサンダルが絶好調

AI要約

オリヴィエ・サイヤールが指揮するジェイエムウエストンは新しいサンダルをリリースし、履き心地とデザインの両方で注目を集めている。

特にハーフラバーソールやストラップ構造など、快適さを重視した機能が充実している。

さり気ない遊び心を感じさせるサンダルは、オリヴィエの芸術的な背景とセンスが光る一足である。

ジェイエムウエストンの新“靴”族。23年に登場したサンダルが絶好調

オリヴィエ・サイヤールが指揮をとるようになってあらたな靴種をひとつ、ふたつとラインナップに加えてきたジェイエムウエストン。

23年にリリースされ、予想を上回る反応を得ているのがサンダルです。

いわゆるレザーサンダルながらクッション性に優れたインソール&グリップ力のあるハーフラバーソール、そして甲をしっかり覆うストラップ構造により履き心地は至福。

しかしなんといっても見逃せないのがアッパー・デザインに忍ばせたイニシャルの“W”です。「ダブル V ミュール #956」の甲の付け根のストラップに入れたその刺繍は もはやあらたなアイコンとして定着しつつある意匠です。

もう一足の「ダブル V ミュール #958」は4本のストラップで“W”を構成するという新機軸。俯瞰すればたしかにそのストラップは“W”を描いています。

2018年に鳴り物入りでアーティスティック・イメージ&カルチャー・ディレクターに就任 したオリヴィエはマルセイユのファッション美術館の学芸員を皮切りにガリエラ宮モード 美術館の館長までのぼりつめた芸術界の大御所。

さり気ない遊び心はそんな御仁の真骨頂です。