【おしゃれな大人の「うるさすぎる」時計品評会】カルティエ、クレドール、ロンジン。帰ってきた「クラシカルな名作」3選

AI要約

新作時計たちを紹介する品評会で、時計好きたちが熱く語り合う様子が描かれている。

カルティエの限定モデル『トーチュ』やジェラルド・ジェンタのデザインによる『クレドール ロコモティブ』など、個性あふれる時計が紹介されている。

また、ロンジンのダイバーズウォッチ復刻モデルにも注目が集まっており、参加者たちはそれぞれの視点から時計に対する思いを語っている。

【おしゃれな大人の「うるさすぎる」時計品評会】カルティエ、クレドール、ロンジン。帰ってきた「クラシカルな名作」3選

世界で発表された新作時計たちを前に、時計好きがあれこれ語り合う。独断と偏見と愛に満ちた品評会から、本当に欲しい時計が見えてくる!

亀の甲羅からインスピレーションを受けたという美麗フォルムの「トーチュ」は、1912年に誕生。今回は限定200本という稀少品で、ケースは初代と同じくイエローゴールド製。レトロなムードがある。/カルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)

尾崎雄飛:「アンティークのカルティエはいくつか所有しているので、つい比較してしまいますが、この『トーチュ』はデザインとしては新しすぎず、アンティークの雰囲気も残している。防水性や機能性などは現代的ですし、使いやすそうです」

水澗航:「最近愛用している時計は、アンティークのカルティエ『タンク』。もちろん大好きなのですが、扱いが繊細であることも事実です。だからこそ、防水性がしっかりした復刻モデルの価値が理解できます。大きくて見やすいのもうれしい」

時計デザイナー界の巨匠、ジェラルド・ジェンタが手がけ、1979年に発売された傑作「クレドール ロコモティブ」が、機械式モデルとして復活。現代の技術を用い、彼のデザインスケッチを再現した。世界限定300本。/クレドール(セイコーウオッチお客様相談室)

西野大士:「ジェラルド・ジェンタがデザインした時計が好きで、僕も一本持っています。ただこのモデルは、ほかと比べてギラギラした感じがない。ケースも比較的小ぶりですし、バランスがいい。クレドールらしい時計に仕上がってます」

水澗航:「今年で50周年を迎える『クレドール』には以前から注目してました。アンティークウォッチを探しているので、こういう復刻モデルには興味が湧きます。ケースもブレスレットも軽いですし、デイリーに使える時計になりそう」

1950年代のダイバーズウォッチを復刻させ進化。ベゼルを風防の内側に収める「インナーベゼル」式なので、300m防水の本格スペックでありながら、どこかエレガントな雰囲気になる。カレンダーがないのも、オリジナルに合わせた仕様となっている。/ロンジン

尾崎雄飛:「ロンジンのアンティークウォッチはいくつか持っていますが、歴史あるブランドらしい品格がありますね。個人的にはカレンダーがなくなったのがうれしい。デザインだけを復刻するのではなく、当時の空気感まで復刻しています」

藤村雅史:「長年ダイバーズウォッチを愛用していたからか、どういうスタイルであっても、ダイバーズウォッチであるだけで、やっぱり惹かれてしまう。ロンジンの歴史を踏まえたデザインや仕上げもきれい。手の届くリッチさがありますよね」

※文中すべて、SS=ステンレススチール、YG=イエローゴールド、RG=ローズゴールド、WG=ホワイトゴールド、Pt=プラチナ、Ti=チタンの略です。