エゾシカ捕獲最多14万9630頭 23年度の北海道 目標達成は8割どまり

AI要約

エゾシカ対策有識者会議で2023年度の道内でのシカ捕獲数が過去最多の14万9630頭となった。

近年シカの個体数増加による被害が深刻化し、捕獲が増加している。

地域別では東部が最多であることが明らかになっている。

エゾシカ捕獲最多14万9630頭 23年度の北海道 目標達成は8割どまり

 道は22日に開いたエゾシカ対策有識者会議で、2023年度の道内でのシカ捕獲数が前年度を4641頭上回る14万9630頭(速報値)となり、2年連続で過去最多を更新したと明らかにした。近年は個体数増や生息域の拡大により、農作物の食害や交通事故、列車運行への支障など住民生活に関わる被害が多発しており、道は「市町村の被害防止への危機意識が高まり(狩猟とは異なる駆除での)捕獲が増えたのでは」とみている。

 地域別では、東部(釧路、十勝など4管内)が最多の7万6084頭で、中部(日高、胆振、石狩の3管内)が3万9099頭、北部(上川、宗谷など4管内)が2万7784頭で続いた。