新品以上にふんわり!?ゴワゴワになったタオルを復活させる方法
タオルがゴワゴワになる原因として、摩擦や汚れの蓄積がある。柔軟剤の過剰使用も要注意。
ゴワゴワタオルを復活させる方法は、酸素系漂白剤でつけ置き、水を多めにして洗い、振ってから干すことが効果的。
干す際は陰干しを心掛けることで、タオルの質感を保つことができる。
最初はフワフワで柔らかかったタオルを何度も使ったり、洗ったりしていると、次第にゴワゴワとしてくることがあります。どうして時間とともにタオルはゴワゴワになってしまうのでしょうか。また、フワフワと使い心地の良い状態に復活させる方法はあるのでしょうか。
暮らしスタイリストとして料理をはじめ家事全般の情報を日々発信されている河野真希さんにお伺いしました。
タオルにはループ状の糸が織り込まれたパイル生地がよく使用されます。パイル生地は吸水性や保水性が高く、柔らかくてふんわりとした肌触りとなりますが、何度も使ったり洗濯したりするうちに、摩擦などが原因でパイルがペタンと寝た状態に。すると、パイル生地のメリットが生かせず、ゴワゴワとした感触になってしまいます。
また、タオルの洗濯に柔軟剤を使うこともゴワゴワにつながります。柔軟剤は洗濯物を柔らかく仕上げると同時に、繊維をコーティングして静電気を防ぐという効果があるのですが、タオルに使用すると水をはじきやすくなり、吸水性が落ちてしまいます。汚れも蓄積しやすくなるため、質感が変わってしまいます。
ゴワゴワになってしまったタオルは以下の手順で洗い直すと、またふんわりとした感触に戻せることがあります。
手順1。酸素系漂白剤につけ置きする
タオルのゴワゴワの原因のひとつに、汚れの蓄積があります。酸素系漂白剤をお湯に溶き、タオルを20分以上つけ置きしましょう。酸素系漂白剤は汚れやシミなどを分解し、除菌や消臭にも効果があります。汚れと同時に嫌なニオイにもとってくれます。
手順2。多めの水で洗う
タオルを他の洗濯物と一緒にぎゅうぎゅうの状態で洗うと、摩擦が起こって生地が傷んだり、汚れ落ちが悪くなったりします。洗濯機にタオルだけを入れて、設定よりも水を少し多めにし、余裕をもって洗うようにすると、汚れをしっかり落とすことができます。また、洗剤の溶け残りもタオルのごわつきにつながるので、適量を守って洗うようにしてください。
手順3。干す前に振る
洗濯後はパイルが寝たままになりやすく、そのまま干すとゴワゴワの原因となります。タオルをしっかりと振りさばいてから干すとパイルが立ち上がり、乾いたときにふんわりとした仕上がりになります。
手順4。陰干しする
タオルを天日干しすると、繊維が傷んだり、色あせの原因になったります。風通しの良い場所に陰干ししましょう。