耳ピアは34mm、胸に穴を開けフックで20分間吊され…全身真っ黒のタトゥーを彫った男性が語る、痛みへの向き合い方と人体実験のワケ

AI要約

滋賀県在住の男性が18歳でタトゥーを始め、全身まっくろに変身するまでの経緯や、耳ピアスの34mm拡張について語る。

タトゥーを入れることで生活に支障はなく、地元では優しい対応を受ける。タトゥー禁止のスーパー銭湯には入らないが、自身はそれほど興味がないという。

耳ピアスの軟骨拡張は世界一の大きさで、自身の独自の拡張方法を模索しながら34mmまで拡張。ギネス登録も視野に入れている。

耳ピアは34mm、胸に穴を開けフックで20分間吊され…全身真っ黒のタトゥーを彫った男性が語る、痛みへの向き合い方と人体実験のワケ

〈18歳で腕を黒、数年後に全身まっくろに…赤色の顔の男性が明かす、タトゥーに対する周りの意外な反応と病院での診察「看護師が何度も病室に来て…」〉 から続く

 2022年、Xに投稿され、話題になった運転免許証のビフォーアフター画像。ちょんまげ姿から、目の周りや頭皮が赤や黒に彩られた男性は滋賀県で古美術商を営む大黒堂ネロ氏だ。

 首から下も黒く全身タトゥーを施し、耳ピアス(軟骨拡張)は34mmで、世界一の大きさだという彼に、タトゥーを彫ったきっかけや耳ピアスを拡張し続ける理由、周りの反応などについて聞いた。(全2回の2回目/ 最初から読む )

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――タトゥーを入れたことで生活する上での支障はありましたか。

大黒堂ネロ(以下、ネロ) 特にないですね。地元の滋賀県ではどこのお店でも優しくしてくれますし。スーパー銭湯はタトゥー禁止なので入れませんが、そもそも好きではないので。

――タトゥーを入れてから何か変わった心境は。

ネロ なにも変わっていないです。タトゥーを入れても入れなくても自分は変わらないと思っているので。

――参考にしている人やキャラクターはいますか。

ネロ 参考にしている人はいないですが、テーマは日本です。以前はちょんまげだったので、その続きで日本スタイルの進化を表しています。

――耳ピアス(軟骨拡張)は34mmで、世界一の大きさだそうですね。どうして拡張を?

ネロ 20代の時に開けたんですけど、海外の民族の方が軟骨の穴に輪っかを通してる写真を見てかっこいいなと思って。耳たぶの拡張をやってる人はいると思うんですけど、軟骨の拡張は問題がいっぱい起きるからNGと言われていて。痛みもすごくありますし、肉芽もできてしまうので基本みんなやらないんです。

 でも、拡張した軟骨を見たかったので、2mmずつ拡張していって34mmまでいきました。失敗することもありましたが、その度に改善策を考えて、自分なりの方法を模索しながら拡張していきました。世界一になってから結構経っているんですけど、いまだに超える人はいないですね。

――ギネスに登録することも考えているんですよね。

ネロ ギネスに登録したいんですが、登録費などで結構お金がかかるのもあって、クラウドファンディングかスポンサーについてもらってやるか、どちらかで考えています。

 ピアスのギネス記録って結構あるんですけど、ピアスホールの大きさに関してのギネス記録ってあんまりないんですよね。34mmはダントツの大きさなので、海外で話題にもなるかなって。