スイスで小澤征爾さん追悼 音楽塾生らがコンサート

AI要約

小澤征爾さんが設立した音楽塾「小澤征爾スイス国際アカデミー」で追悼コンサートが開催された。

英バーミンガム市交響楽団の山田和樹さんが指揮し、塾生や卒業生がシェーンベルクの曲を演奏した。

小澤征爾さんの長女も登壇し、アカデミーが父の存在を感じさせる場であると述べた。

 【ジュネーブ共同】今年2月に亡くなった小澤征爾さんが開校した音楽塾「小澤征爾スイス国際アカデミー」は9日、スイス西部ジュネーブで、追悼コンサートを開いた。英バーミンガム市交響楽団の音楽監督、山田和樹さんが指揮を務め、日本人を含む塾生や卒業生ら約30人がシェーンベルクの「浄められた夜」を演奏した。

 山田さんは開演前、取材に応じ「このアカデミーには小澤さんのスピリットが満ちている。しんみりとした追悼ではなく、彼のスピリットの輝きを観客と共有したい」と述べた。

 コンサートの冒頭で、小澤さんの長女の征良さんは「アカデミーでは父の存在を実感できる。今夜ここに来られてうれしい」と話した。