「そうだ、京都で熟成肉のステーキを食べよう」と思ったら訪れるべきアドレスとは?

AI要約

「フォーシーズンズホテル京都」のダイニングが2024年にリニューアルオープンし、グリル料理を提供する「エンバ・キョウト・チョップハウス」が注目を集めている。

京都の滞在スタイルが変化し、リモートワークが進んだことで、よりゆったりとしたホテルステイが増えてきている。

過去の気ぜわしい観光プランと比べ、今は時間に余裕を持ちつつ、エフォートレスなスタイルで京都を楽しむ傾向にある。

「そうだ、京都で熟成肉のステーキを食べよう」と思ったら訪れるべきアドレスとは?

平家物語にも記されたという名庭「積翠園」を擁する「フォーシーズンズホテル京都」のダイニングが、2024年4月にグリル料理を提供する「エンバ・キョウト・チョップハウス(EMBA KYOTO CHOPHOUSE)」としてリニューアルオープン。ホテルのダイニングというイメージをいい意味で裏切る、ユニークなレストランでした。

Web LEON食いしん坊担当の秋山 都です。

最近も新たなラグジュアリーホテルが誕生し、活況を呈し続けている京都。私は年に数回訪れますが、その滞在のスタイルが少しずつ変化してきました。たとえば5年前は、まずどこの料理屋を予約できるかチェックし、それに合わせて近場のホテルを予約。昼間は寺社仏閣を巡り、夕方は錦市場で買い物をして、どこかのバーでアペロ。ディナー後も酒場を巡って、ホテルには深夜にチェックイン&ベッドイン。翌日の朝食は「イノダコーヒ」でイタリアンスパゲティーとコーヒー、四条の「京都高島屋」でお土産買って、あ、そろそろ新幹線の時間! 駅のホームで野菜サンド買って乗ろう……と、ひと言でいえば大変に気ぜわしい。詰め込み過ぎて胃腸も気持ちもいっぱい、いっぱいになっていました。

それが最近は……リモートワークが進んだこともあり、京都でも東京でもあまり変わり映えのしないスタイルになってきました。つまり、まずは自分が居心地の良いホテル(東京で言えば自宅)を探し、無理に遊びに出ずに部屋で仕事を続け、食事もホテルの中で(食後はちょっと飲みに出ますけどね)。朝はジムで運動して、余裕があればスパでトリートメント。午後は気になる美術展など見たら、ほんの少しの漬物や和菓子など買って新幹線に乗る。2010年代にファッションではエフォートレス(がんばりすぎない)スタイルが流行ったけど、まさにそれです。時間に余裕をもって、欲張りすぎないのが、なんだか今の京都ステイの気分なんですよね。