開発期間は3年!なぜ丸亀製麺は新スイーツ「うどーなつ」の開発に至ったのか

AI要約

丸亀製麺がうどん生まれのスイーツ商品「丸亀うどーなつ」を開発し、30%以上のうどんを使用している。

二種類の「丸亀うどーなつ」はすでに全国の店舗で販売中で、上戸彩さんや原菜乃華さんも登壇した発表会が開かれた。

丸亀製麺は本業以外のスイーツ分野に挑戦するなど新たな事業展開を積極的に行っており、成功を収めている。

開発期間は3年!なぜ丸亀製麺は新スイーツ「うどーなつ」の開発に至ったのか

讃岐うどん専門店の「丸亀製麺」が、うどん生まれのスイーツ商品「丸亀うどーなつ」を開発した。

名前の通り、〝うどん+ドーナツ〟というまったく新しい組み合わせのこちらのスイーツ、実際、原材料にうどんを30%以上使用しているのが特徴だ。

今回、販売されるのは、「丸亀うどーなつ きび糖味」と「丸亀うどーなつ やみつきカレー味」の二種類。すでに全国の丸亀製麺で販売がスタートしている。

一足早く開かれた6月18日の発表会には、テレビCMに出演の上戸彩さんと原菜乃華さんも登壇、当社の新商品にかける強い意気込みが伝わってきた。

なぜ、丸亀製麺は本業以外のスイーツ分野に挑戦したのだろうか、その意図を探ってみたい。

丸亀製麺といえば、手づくり・できたてにこだわった讃岐うどん専門店として有名だ。各店舗で毎日、粉から麺をつくり、出汁をひいている。

2000年に1号店を兵庫県に出店して以来、「セルフうどん」業態の店として積極展開をしてきた。2011年には全都道府県への店舗出店を達成。現在、国内の店舗数は833店舗(2023年3月期の決算資料より)、「うどん業界」ナンバーワンであり、日本人の誰もが知るうどん店といえるだろう。

一方で、新たな事業展開も積極的である。コロナ禍の2021年4月には、「打ち立て丸亀うどん弁当」の販売をスタート、うどんが弁当になるというアイデアと、店舗以外でうどんを食せるということが時代にマッチし、累計4200万食の大人気商品へと成長した。

また、よりフリースタイルで楽しんでほしいと2023年に誕生したのが「丸亀シェイクうどん」だ。こちらも弁当と同様、カップに入れるという斬新さ、蓋を閉めてシェイクするというエンターテインメント性、季節を感じられる見た目が消費者に刺さり、こちらもまた人気商品となっている。

このような新商品への果敢なチャレンジ成功が続く中で、満を持してのスイーツ商品投入なのである。