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「ほしいものをすべて手に入れたら満足する?」スヌーピーがつぶやく問い
漫画家チャールズ・M・シュルツ原作のスヌーピーで知られる漫画「ピーナッツ」は、詩人・谷川俊太郎さんが日本語版の翻訳を手掛けたことでも知られている。
本書ではピーナッツの仲間たちが「問い」を提起し、一緒に考えることで人生の悩みに向き合う姿が紹介されている。
本書から抜粋したキャラクター紹介を通じて、スヌーピーや仲間たちの個性や人間味が明らかにされている。
![「ほしいものをすべて手に入れたら満足する?」スヌーピーがつぶやく問い](/img/article/20240623/66774b5ab3849.jpg)
漫画家チャールズ・M・シュルツ原作のスヌーピーで知られる漫画「ピーナッツ」(PEANUTS)は、詩人・谷川俊太郎さんが全作品、日本語版の翻訳 を手掛けたことでも知られている。
『13歳からのきみへ スヌーピーの自分らしく生きることば』(原著 チャールズ・M・シュルツ/訳 谷川俊太郎/文 永井玲衣 世界文化社)で谷川俊太郎さん訳の「ピーナッツ」と私たちを繋ぐのは哲学者の永井玲衣さんだ。
哲学者の永井玲衣さんは本書でこう述べている。
“そこでわかったのは、だれもがなやんでいて、そのひとだけの問いがあるということ。そしてそれを、ひとりぼっちじゃなくて、だれかといっしょに考えてもいいんだということ。「答え」はすぐに見つからないけど、ぐるぐるなやむ時間があるだけでも、ほっとした気持ちになるということ。”
かつて10代だった私たちは大人になった今、何を考え何に悩んでいるだろうか。スヌーピーの仲間たち「ピーナッツ」は「答え」ではなく「問い」をつぶやき、私たちと一緒にぐるぐる考えてくれる。
発売即重版したという本書からピーナッツの仲間の「心に響く」ことばを抜粋する短期集中連載、第1回は自分らしさを見つけることば、第2回はモヤモヤしているあなたに寄り添うことばをお伝えした。
連載最後となる第3回は、人生についてピーナッツの仲間と一緒に考えたいことばをお送りする。
以下、キャラクターの紹介は『13歳からのきみへ スヌーピーの自分らしく生きることば』からの引用掲載です。
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スヌーピー
空想好きなビーグル犬。飼い主の名前をちっとも覚えず「丸顔の男の子」としか思っていない。ありのままの自分が好きで、日々の小さなしあわせを見つけるのが得意。
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チャーリー・ブラウン
スヌーピーの飼い主。野球が命。連敗続きだが仲間との温度差にもめげず監督と投手をつとめている。思いやりがあり優しいが、優柔不断であれこれ考えこむタイプ。
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ルーシー
大のやかまし屋でチャーリー・ブラウンやライナスには特にシビア。シュローダーにだけは乙女! いつも自信満々で少しわがままだが、自分の気持ちには素直。
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ペパーミント パティ
運動神経抜群だけど勉強は大の苦手。父子家庭に育つ。どんなにひどい成績でも自分を見失わないのに、なぜか自分の大きい鼻に絶望。
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マーシー
勉強が得意で面倒見のよい優等生。運動は大の苦手でペパーミントパティを「先ぱい」と呼ぶ。まじめで成績優秀、両親の期待の大きさに少し疲れている。
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ライナス
ルーシーの弟。「安心毛布」が手ばなせない哲学少年。サリーに「バブーちゃん」と呼ばれている。
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リラン
ルーシーとライナスの弟。スヌーピーといっしょにはしゃぐのが大好き。
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サリー
学校ぎらいで兄のチャーリー・ブラウンに甘えてばかり。校舎と会話するなど不思議ちゃんな面も。当たり前なことでも「なぜ?」が止まらない。
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