BMW X1のガソリン車とEVモデルにそれぞれエントリー・グレードが追加された

AI要約

BMWのX1に新たなエントリー・グレードが追加された。ガソリン搭載車と電気自動車(BEV)がラインナップに加わり、商品力向上を図っている。

新たなガソリンモデルは1.5リッター直3エンジンを搭載し、スポーティな走りと高い燃費性能を提供している。

電気自動車(BEV)モデルは前輪駆動であり、バッテリー容量が大きく、長い走行距離を実現。価格帯も異なる2つのモデルは、異なる時期に納車が開始される予定。

BMW X1のガソリン車とEVモデルにそれぞれエントリー・グレードが追加された

BMWのプレミアム・コンパクトSUVの「X1」に1.5リッター・ガソリン搭載車の「X1 sドライブ18i Mスポーツ」と、フロント1モーターの電気自動車=バッテリーEV(BEV)の「iX1 eドライブ20 Mスポーツ」が追加された。ガソリン・エンジン、BEVモデルにそれぞれ新たなエントリー・グレードを追加することで、商品力の向上を図っている。

◆BMWらしい爽快な走りが魅力

2代目と同様に前輪駆動ベースとなった3代目の現行X1は、BMWらしい爽快な走りはもちろん、後席のスライド&リクライニングをはじめ、通常時500~540リッター、最大時1545~1600リッターという広々したラゲッジスペースを備え、居住性、積載性の高さも魅力となっている。

◆1.5リッター直3を搭載

今回、追加されたsドライブ18iは、最高出力156ps(115kW)/5000rpm、最大トルク230Nm/1500-4600rpmを発揮する1.5リッター直列3気筒ガソリン・ターボに、ダイナミックな変速フィールが魅力のデュアルクラッチ式7段自動MTトランスミッションが組み合わされている。さらに、エアロダイナミクスの最適化などにより、WLTCモード燃費14.4km/リッターを実現した。

BEVのiX1 eドライブ20は、フロントにモーターが配置された前輪駆動モデル。ボディ床下にリチウムイオン・バッテリーが配置されていて、バッテリー容量は66.5kWhとなっている。最高出力は204ps(150kW)、最大トルクは250Nm。従来から設定されている前後2モーターの「iX1 xドライブ30」より約140kgも軽く、一充電あたりの走行距離はxドライブ30より30km長い495kmを達成している。

X1 sドライブ18i Mスポーツの価格は540万円、iX1 eドライブ20 Mスポーツは650万円となっている。納車開始は、前者が2024年6月から、後者は同年8月からの予定。

文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)