正直やりづらい…。「年上」&「異性」の部下、どう接したらいい?【ワーママ歴31年/60代現役女性管理職が回答】

AI要約

転職や再就職が一般化しつつある今、年上の部下や年下の上司という関係性が珍しくない。しかし、特に女性管理職は年上かつ男性の部下に苦手意識を持ちがち。

上司としては年上の部下に対してもリスペクトを持ち、分け隔てなく接することが大切。年齢や性別に関係なく、上司としての役割を果たすことが重要。

上司の思い込みが苦手意識を生むこともあるが、部下さんの忠告を受け入れることで実際はそれほど気にしなくてもいいと気づく。

正直やりづらい…。「年上」&「異性」の部下、どう接したらいい?【ワーママ歴31年/60代現役女性管理職が回答】

転職や再就職が一般化しつつある今では、「年上の部下」「年下の上司」という関係性も珍しくありません。とはいえ、上司側からすると気を使わずにはいられず、つい苦手意識を抱いてしまうケースも…。上司としてどのように向き合うべきなのでしょうか? 60代現役女性管理職・いくみ氏の著書『女性管理職が悩んだ時に読む本』(2023年、日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、見ていきましょう。

男女かかわらず、管理職として部下さんと接するのに「年上」の相手には気を使うもの。女性管理職の場合はさらに「年上&男性の部下さん」というお相手に対して、つい苦手意識を抱いてしまいがちです。

■向き合い方:部下の経験をリスペクトしつつ、上司として分け隔てなく接する

まず、苦手意識を取り払うこと。こちらが苦手だと感じてしまうと、相手にもそれが敏感に伝わってしまうもの。年上だろうが異性だろうが分け隔てなく上司として接することが大切です。

そして特に年上の部下さんとのコミュニケーションにおいて大事なのは、相手へのリスペクト。年上ということは自分より多くの人生経験や知恵を持っているに違いありません。それがたとえ数年の年の差だったとしても10年以上の差だったとしても同じ。その気持ちをもったうえで、必要な助言や時には厳しい指摘をすることも、年上だろうが年下だろうが、上司としての部下さんへの寄り添いという点においては何ら変わりないことです。

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<ワンポイント>

私が年上&男性の部下さんに接する時に、最初はついおどおどしてしまいがちでした。そんな時に部下さんの一言が刺さったのです。

「いくみさん。上司として年下だろうが年上だろうがかまわず振る舞ってください」

上司の思い込みなぞ無用で、部下さん自身は割り切って捉えてくれているのだと教えてもらいました。

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