東京のミシュラン掲載ラーメン店でチャーハンに注文が殺到する理由とは?文京区『本郷苑』の「唐揚げタルタルチャーハン」の旨さの秘密に迫る
新しくオープンしたラーメン専門店『本郷苑』で、チャーハンが人気を集めている。
チャーハンの種類やビジュアルに惹かれ、多くの客がラーメンと一緒にチャーハンを楽しんでいる。
特に『海老チャーハン』は見た目も豪華で人気が高い。
「チャーハンが旨い店」と聞くと、たいていは町中華や老舗中華料理店をイメージすると思います。しかし、今回ご紹介するのはそのどちらでもなく、ラーメン専門店。しかも今年(2024年)3月にオープンしたばかりの新店、東京・文京区本郷にある『本郷苑』です。
このお店、ミシュランガイド東京に連続掲載された『らぁめん小池』(世田谷区上北沢)、『中華蕎麦にし乃』(文京区本郷)、『キング製麺』(北区王子)などの名店のグループ店です。
なので、この『本郷苑』の新生ラーメンを目当てに訪れる客がほとんどだと思うでしょう。かくいう筆者もそれを目当てにお店に行きました。そして確かに極上の「ラーメン」が味わえました。しかし、それより驚いたのは、お客さんたちの多くがチャーハンを食べていることでした。
もちろん、ラーメン(ワンタン麺を含む)を食べている人もいましたが、その割合はチャーハンと半々くらい。なんならラーメン、チャーハン両方を注文している人もいます。ラーメン&ミニチャーハンセットというのは町中華ならよく見る光景かもしれませんが、ラーメン専門店で、これはなかなか珍しいと思います。
しかも提供されるチャーハンを見て、ラーメンを食べながら「次は必ずチャーハンを食べよう」と心に決めました。それくらい、ソソられるビジュアルなのです。
本郷苑のチャーハンは、シンプルな「チャーハン」(800円)、「海老チャーハン」(960円)、「唐揚げタルタルチャーハン」(1100円)、「チャーシューチャーハン」(1100円)があります。それぞれチャーハンの大盛りは100円増しです。
まずご紹介したいのが「海老チャーハン」。筆者は初訪時、これを隣の人が食べているのを見てズキュンと胸打たれ、再訪に至りました。
こんもりと山になったチャーハンのてっぺんに、大きなプリプリのエビが重なるようにと載っています。このビジュアルだけで心躍りますよね。