名物は濃厚な餡がのった「特製ターロー麺」 台湾人革命家が開いた名店『新珍味』

AI要約

池袋の中華料理店『新珍味』の名物、特製ターロー麺の魅力が詳細に説明されている。

70年前の創業時から愛されるターロー麺の歴史や味の特徴が紹介されている。

革命家から直伝された伝統の味と改良された新しい味のバランスが具体的に描写されている。

名物は濃厚な餡がのった「特製ターロー麺」 台湾人革命家が開いた名店『新珍味』

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・池袋の中華料理店『新珍味』です。

目の前に輝く黄金の餡の海。下に潜んだ麺をがっちり掴んで持ち上げれば、餡が絡みまくってズシリと重い。安い割り箸だったら折れるんじゃないだろうか……そう、スープの上に餡が乗るのではなく、スープそのものが全部とろとろの濃厚餡。

この店の名物、70年前の創業時から愛される特製ターロー麺の特徴だ。

特製ターロー麺 990円

実は初代は台湾の有名な革命家。2代目の金田さんは13年ほど前に本人(当時91歳!)に直接作り方を教わり、伝統の味も店もそのまま受け継いだとか。基本のレシピを守りつつ、現在は麺がのびにくいよう太めに改良するなどさらに旨さを追求した。

豚肉や白菜などの具にとろみを付けて卵でとじた餡は程よい酸味で、にんにくの香味も効いたバランスのいい味。後からコショウと唐辛子の辛みがじわじわやってきて、完食すれば体の芯までぽっかぽか。革命家直伝の名物麺は、アツい味だ。

[住所]東京都豊島区西池袋1-23-4

[電話]03-3985-0734

[営業時間]11時半~23時※金・土は~23時半、日・祝は~22時

[休日]無休

[交通]JR山手線ほか池袋駅西口などから徒歩3分

おとなの週末2024年6月号は「みんなの町パン ランキング」

撮影/小澤晶子、取材/肥田木奈々

※2024年2月号発売時点の情報です。