女性が上の年の差恋愛。40代女性の私が年下男性と交際して学んだこと

AI要約

40代独身女性がオンラインデートをする中で、年の差恋愛に興味を持つようになるエピソード。

孤独な日々を送る中、異年齢の男性との関係を求めてデートアプリを利用し始める心境の変化。

友人の影響や限界を感じ、異なる年齢層の男性とのマッチングに挑戦する決意を固める。

女性が上の年の差恋愛。40代女性の私が年下男性と交際して学んだこと

社会規範の変化とオンラインデートの普及で多様化するデート市場。近年では年上女性と年下男性が交際するパターンが急増中?! 実際に年の差恋愛を経験した女性作家が自らのエピソードを含め、複数の女性たちの体験談を集めた。

Photo:Getty Images From : Red Online

44歳になったとき、自分はもう一生、誰かと付き合うことはないのかもしれない、と思い始めた。

ここ数年はデートアプリを入れたり、消したりしていたが、多くの場合は左にスワイプしているだけだった。夜になると猫と一緒にベッドに入り、最後に男性の心地よい温もりを感じたのはいつだったかと考え、それから「Tinder」か「Bumble」を開いて底に残ったわずかなものを確認する。

この人は違う、この人でもない、間違いなくこの人はナシ――私は孤独だけど、基準が高すぎるという、ひどい組み合わせだった。

40代はキャリアの絶頂期だったが、恋愛はまったくうまくいかなかった。同年代の男性はホットヨガのインストラクターと付き合ったり、共同親権に理解がある離婚経験者を探したりしていたが、私は結婚したこともなければ、子どももいなかった。わざとそうしたわけではなく、ただそうなっただけだった。

自分は60代の男性にはもてはやされるはずだと気づいたがそれも確実ではなかった。

友人の一人が話題の映画エージェントを紹介してくれると言ってきた。その男性は68歳だったが、彼女は「とても若い68歳だよ」と私に断言した。しかしその後、彼女は心変わりをして、彼はたいていオツムの弱い30代の女性と付き合っている、と言ってきた。最初はピンとはこなかったが、つまり、私は自分の父親くらいの年齢の相手にとって年老い過ぎているということだったのだ。

すべてが変わったのはテキサス州西部に住む既婚の友人を訪ねていたときだった。西テキサスはかなり辺鄙な、みんなが想像した通りのテキサスだ。私は事態がどれほどヤバいかを証明するために友人に自分の「Tinder」を見せたが、アプリを開いても候補となる男性は1人もヒットしなかった。何年もの間、マッチング候補は36~50歳で15マイル以内の距離に在住という厳しい制限を設けてきたからだ。私はそのとき田舎でもアプリが使えるように設定を変えた。指で画面をタップして、対象年齢は28~70歳、距離は160マイルにしたのだ。それから私は自分が条件を変更したことをすっかり忘れて携帯電話をポケットにしまった。