Relic、宇宙ビジネスの異業種参入を支援する新会社「ALTILAN」を設立–静岡県・浜松市に

AI要約

Relicホールディングスは、新会社「ALTILAN」を設立し、宇宙機器開発と関連事業を展開することを発表。

ALTILANでは、Relicグループの経験を生かして宇宙産業に参入し、宇宙機器開発に取り組む。地域の企業と共同で小型の宇宙機を2030年代前半に打ち上げる目標を掲げる。

浜松市でのイベントや宇宙ビジネスアイデアコンテストへの参加など、地域発の宇宙ビジネス創出を推進する取り組みも行われる。

Relic、宇宙ビジネスの異業種参入を支援する新会社「ALTILAN」を設立–静岡県・浜松市に

Relicホールディングスは5月29日、スタートアップスタジオ「Relic Startup Studio : ZERO1000 Ventures」の第6号案件として新会社「ALTILAN(アルティラン)」を、静岡県・浜松市に設立したことを発表した。月・火星以遠を目指す宇宙機器開発と、そのプロセス・成果を用いた関連事業の展開、さらに非宇宙/異業種企業の参入を支援する。

 新会社では、Relicグループが培ってきた4000社・2万件以上の新規事業開発の経験・ノウハウを生かして、宇宙機器開発に取り組むほか、新たに宇宙産業に参入する可能性の拡大を推進するという。

 複数のステップから成る宇宙機器開発において、1つ1つのステップで得られる成果を事業として展開し、収益化を図りつつ、より大きな目標の実現に繋げたい考え。その第一歩として、地域の企業と共同で小型の宇宙機を開発し、2030年代前半の打上げを目指すとのこと。

 なお、同社は6月12日に静岡県浜松市で、イベント「浜松から宇宙へ~ものづくり産業は宇宙に繋がる~」を開催する予定。一般社団法人SPACETIDEの特別協力のもと、Co-startup Space & Community FUSE(運営元:浜松いわた信用金庫)と共同で開催する。内閣府主催の宇宙ビジネスアイデアコンテスト「S-Booster2024」の応募や、地域発の宇宙ビジネス創出促進を目的としている。