workhubとジョブカンが連携、スマートロックの入退室履歴から勤怠管理を可能に

AI要約

ビットキーとDONUTSが連携を開始し、勤怠管理システムを統合

従業員の入退室履歴を活用し、労働時間を自動で管理可能に

労務管理者と従業員の負担軽減を図り、適正な労働時間を把握

workhubとジョブカンが連携、スマートロックの入退室履歴から勤怠管理を可能に

 ビットキーは9月17日、同社が提供する「workhub」と、DONUTSが提供するクラウド型の勤怠管理システム「ジョブカン勤怠管理」が連携を開始したと発表した。

 コネクトプラットフォームであるworkhubは、スマートロックなどのスマートアクセス製品群と連携しており、入退室の履歴を取得して管理できる。

 今回の連携によって、workhubが取得した従業員の入退室履歴をジョブカン勤怠管理と自動でつなぎ、従業員の労働時間を客観的かつ簡易に管理できるようになるという。スマートロックは顔認証のほか、ICカード、モバイルFelica、スマートフォンアプリなど、多様な解錠手段に対応している。

 これにより、従業員は勤務開始時や終了時に手動での打刻作業が不要となる。また、入退室履歴を活用するため、打刻漏れを防ぎ、より正確な労働時間を記録できるという。

 また管理者は、入退室履歴を活用することで実際の労働時間とのズレを少なくし、適正な労働時間を把握できる。さらに、自動でデータを連携するため、入退室履歴と勤怠情報を手作業で照合する必要がなくなり、管理の手間を軽減できるという。

 ビットキーは連携の背景として、4月、全ての業種において時間外労働に年間960時間の上限規制が適用されたことをあげる。

 厚生労働省が示すガイドラインは、労働時間を把握するために、タイムカード、ICカード、パソコンの使用時間など、客観的な記録を基礎とするよう定めている。しかし、デスクワーク以外の職種ではパソコン利用が多くなく、タイムカードを押し忘れるなどの課題もある。ジョブカン勤怠管理はデスクワーカーのみならず、物流や医療の現場などへも導入実績があり、働く現場の課題感を受けて今回の連携に至ったという。

 ビットキーは、両サービスが連携することで、より多くの職場で労務管理者と申請者の双方の負担を軽減し、労働時間の適性把握につなげられるとしている。

プレスリリース