『ベルセルク』公式SNSが声明。2025年公開予定とするアニメについて「著作権者は許諾していない」

AI要約

人気漫画『ベルセルク』の公式SNSが、著作権者の許諾無しで製作されているアニメについて注意喚起。

公式Xアカウントは、無許可のアニメ製作を告知したアカウントとウェブサイトを特定し、その内容を非公式と認定。

公式のアニメに対する警告にも関わらず、ファン製作のアニメが広く拡散され、資金調達活動が行われている様子も報じられた。

『ベルセルク』公式SNSが声明。2025年公開予定とするアニメについて「著作権者は許諾していない」

人気漫画『ベルセルク』の公式SNSが9月11日、英語圏のネット上で予告編が発表された『ベルセルク』のアニメについて、著作権者の許諾無しで製作されていると注意喚起しました。

『ベルセルク』は作者の三浦建太郎さんが2021年に亡くなった後も、三浦さんの元で学んだスタッフが所属しているスタジオ我画が『ヤングアニマル』(白泉社)で連載を継続しています。

『ベルセルク』の公式X(旧Twitter)アカウント(@berserk_project

)は、白泉社からのメッセージとして9月11日、以下のように投稿しました。

「ベルセルクのアニメーション製作が以下のXアカウント(https://x.com/studio_eclypse)及びウェブサイト(https://studio-eclypse.com)にて告知されていますが、著作権者である三浦建太郎(スタジオ我画)は許諾しておりません。 また、使用されている映像も無許可のものです」

公式が発表したアカウント「Studio Eclypse」では、5月18日に『BERSERK : The Black Swordsman』というタイトルの3分31秒のコンセプト予告映像が公開されており、「Episode 1 coming out in 2025(エピソード1は2025年公開予定)」と公開時期まで告知されています。

この投稿は9000回以上リポストで拡散されており、中には日本のファンからの「ええ?! これ公式? ですかね?」と、困惑するコメントも寄せられていました。YouTubeに掲載されている同映像は425万回以上再生されています。

映像の最後には「DISCLAIMER(免責事項)」として、

《The Black Swordsman is a passion project created with our utmost respect to the original author by fans all over the world.(『The Black Swordsman』は、原作者に最大限の敬意を払い、世界中のファンによって作られた情熱的なプロジェクトである)》

《All the characters and canon materials used in this fan animation are property of KENTARO MIURA,Studio GAGA and HAKUSENSHA.(このファン・アニメーションで使用されるすべてのキャラクターと原作資料は、三浦建太郎、スタジオ我画、白泉社の所有物です)》

《Please support the official releases of BERSERK.(ベルセルクの公式リリースを応援してください)》

(日本語訳:BuzzFeed 編集部)

と、このアニメが「ファンによる二次創作」という主張をしていますが、クラウドファンディングサイト「Patreon」では出資を募る活動を行っている様子なども確認できます。