「Thunderbird 128.2.0esr」が公開 ~オープンソースの定番メールクライアント

AI要約

オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v128.2.0esrが、9月4日にリリースされ、パフォーマンスの低下などの問題に対処したマイナーアップデートとなっている。

セキュリティ関連の修正は全7件で、CVE番号ベースでの報告が行われており、対処が望ましい状況となっている。

「Thunderbird」は寄付歓迎のフリーソフトであり、Windows/Mac/Linuxに対応し、Windows 10以降をサポートしている。公式サイトやMicrosoft Storeからダウンロード可能である。

「Thunderbird 128.2.0esr」が公開 ~オープンソースの定番メールクライアント

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v128.2.0esrが、9月4日にリリースされた。以下の問題に対処したマイナーアップデートとなっている。

・クイックフィルターやグループ化によるソートでパフォーマンスが低下することがある

・クイックフィルターの結果で[すべてを既読にする]をクリックすると、フォルダー内のすべてのメールが既読になっていた

・128.2.0esrより前の128リリースで「latest」ダウンロードバウンサーエイリアスが利用できなかった

 セキュリティ関連の修正は、CVE番号ベースで全7件。深刻度の内訳は、Mozillaの基準で2番目に高い「high」が3件、3番目に高い「moderate」が3件、最も低い「low」が1件となっている。「Thunderbird」は既定でスクリプトが無効化されているため、「Firefox」ほどの影響はないが、できるだけ早めの対処が望ましい。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、公式サイト「thunderbird.net」や「Microsoft Store」からダウンロード可能。Windows版はWindows 10以降をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。