楽天、ヤフー、Amazonなどを装った検索結果からの“サポート詐欺”に注意 IPAが呼びかけ

AI要約

IPAの情報セキュリティ安心相談窓口が、SNSでサポート詐欺に関する注意喚起を行っている。人気サービス名で検索すると偽のセキュリティ警告ページに誘導されるケースが増加している。

サポート詐欺の特徴や被害状況、注意すべき行動についてIPAが情報提供している。電話番号には絶対に連絡しないよう警告している。

被害にあった場合は遠隔操作ソフトのアンインストールや相談窓口への連絡を勧めている。

楽天、ヤフー、Amazonなどを装った検索結果からの“サポート詐欺”に注意 IPAが呼びかけ

IPAの情報セキュリティ安心相談窓口が、SNS(X)で、最近増加しているサポート詐欺に関する注意喚起をしている。楽天やヤフー、Amazonなどの人気サービス名で検索した際、広告枠を通じて偽のセキュリティ警告ページに誘導されるケースが報告されているという。

 IPAの情報セキュリティ安心相談窓口が、SNS(X)で、最近増加しているサポート詐欺に関する注意喚起をしている。楽天やヤフー、Amazonなどの人気サービス名で検索した際、広告枠を通じて偽のセキュリティ警告ページに誘導されるケースが報告されているという。

 

 IPAによれば、サポート詐欺の典型的な特徴として、警告画面が次々と重なって開き、閉じることが困難になること、警告音やアナウンスが大音量で流れること、実在する企業やサービスのロゴが表示されること、サポート窓口の電話番号が表示されること、ユーザーを焦らせる表現が目立つことが挙げられている。

 

 こうした偽警告に騙されて電話をかけてしまうと、オペレーターが遠隔操作ソフトのインストールを促し、パソコンに「危険がある」と虚偽の説明をして有償サポート契約を迫る。電子マネーでの支払いを要求し、複数回の購入を強要するケースも増えているという。

 

 IPAは、このような警告画面に表示された電話番号には絶対に連絡しないよう強く警告している。また、突然表示された警告画面のメッセージには冷静に対処し、遠隔操作ソフトやセキュリティソフトを安易にダウンロード、またインストールしないよう呼びかけている。

 

 もし被害にあった場合には、遠隔操作ソフトのアンインストールやシステムの復元をすることが推奨されている。また、不安な点がある場合には、IPAの安心相談窓口や最寄りの消費生活センターに相談することもあわせて勧めている。

 

【サポート詐欺】

検索結果からの偽セキュリティ警告画面に注意!

楽天、ヤフー、Amazonなどのサービス名で検索して、広告枠から偽警告ページへ誘導される相談が寄せられています。

偽警告画面に記載されている番号に電話をかけないでください!

サポート詐欺の詳細は以下。https://t.co/3mKfotnXL3pic.twitter.com/u55Oi9L1WF

 

― IPA(情報セキュリティ安心相談窓口) (@IPA_anshin) September 2, 2024

 

文● G.Raymond 編集●ASCII