Astell&Kern、リアル真空管搭載DAP「A&ultima SP3000T」のハウジングに“銅”を採用した限定モデル

AI要約

アステルアンドケルンのDAP「A&ultima SP3000T」の限定生産モデル「A&ultima SP3000T Copper」が発売される。銅素材の筐体が音質向上に貢献し、特別なメンテナンス不要のコーティングが施されている。

通常モデルとは異なる音の余韻を楽しめる仕様で、耐久性も高く美しい色と光沢を保つ。音質技術や機能面は通常モデルと同様であり、真空管を採用した「トリプルアンプシステム」も搭載。

3つの異なるアンプモードに対応し、複数の出力端子や連続再生時間約10時間など充実のスペックを誇る。

Astell&Kern、リアル真空管搭載DAP「A&ultima SP3000T」のハウジングに“銅”を採用した限定モデル

アユートは、同社取り扱いブランドAstell&Kern(アステルアンドケルン)から、DAP「A&ultima SP3000T」の限定生産のリミテッドモデル「A&ultima SP3000T Copper」を、9月14日に発売する。価格は550,000円(税込)。

同ブランドのフラグシップライン “A&ultimaシリーズ” の第6弾モデルである「SP3000T」の特別仕様。生産数は全世界1000台限定となる。筐体のハウジング素材に、優れた導電性とシールド性能を持つ純度99.98%の銅を採用。その音響透過性と共鳴特性によって、楽器の音色の明るさと豊かさの向上が期待でき、通常モデルとは異なる音の余韻を楽しむことができるという。

また銅の酸化の防止と、外部の衝撃からの保護のため、ハウジングには特殊多層コーティングを施した。耐久性を高めるほか、特別なメンテナンスを必要とすることなく美しい色と光沢を保つことができるとする。

搭載された音質技術や機能面については通常モデルと共通。DACには旭化成エレクトロニクス(AKM)「AKM4191EQ」ならびに「AK4499EX」をデュアル構成で計4基、また軍用通信機器などに採用実績を持つRAYTHEONの真空管「JAN6418」を2基搭載している。DAC部はデジタル/アナログ信号処理を完全に分離させることで、かぎりなくピュアなサウンドを出力するとアピールした。

また新開発の真空管電流オプションによって、3段階の電圧調整が可能な「トリプルアンプシステム」を装備。ブランドのアンプ技術のノウハウを生かしたクリアな解像度と広がりのあるサウンドステージを再現する「OPアンプモード」、真空管アンプの自然な温かみを再現する「TUBEアンプモード」、この2つを巧みに融合させ5段階の調整を可能にした「HYBRID アンプモード」といった3モード切り替えに対応する。

出力端子は3.5mm3極アンバランス(光デジタル出力兼用)/2.5mm 4極バランス/4.4mm 4極バランス(GND接続あり)を備える。連続再生時間は約10時間(FLAC 44.1kHz/16bit、ボリューム50、画面オフで再生時)。