デジタル庁、「マイナンバーカード対面確認アプリ」の提供を開始

AI要約

デジタル庁がマイナンバーカード対面確認アプリの提供を開始

アプリはICチップを読み取り、本人情報を確認可能

社会課題の解決や携帯電話回線の不正取得防止に期待

デジタル庁、「マイナンバーカード対面確認アプリ」の提供を開始

 デジタル庁は、事業者や自治体向けに、「マイナンバーカード対面確認アプリ」の提供を開始した。App StoreとGoogle Playで提供されている。

■ 概要

 マイナンバーカード対面確認アプリは、マイナンバーカードのICチップを読み取り、格納された氏名などの本人情報を確認するためのアプリ。たとえば携帯電話の契約などでの利用を想定している。

 電波が届かなくても利用できる。スマートフォンのNFC機能を使って、マイナンバーカードの中に入っているICチップの情報を読み取るしくみ。

■ 主な機能と確認できる項目

 マイナンバーカードに格納された情報の読み取り・表示機能や、履歴機能を備える。

 アプリ画面で確認できるのは、顔写真(白黒)、氏名、住所、生年月日、性別、有効期限、セキュリティコード。

 氏名や顔写真など、個人が特定できる情報は保存されない。カードの有効期限(年)とセキュリティコードが、履歴確認のために保存される。

■ 社会課題の解決へ

 マイナンバーカードの券面を偽装し、携帯電話回線を不正取得することなどが問題となっており、解決につながることが期待される。8月1日には、河野太郎デジタル大臣がアプリの動作を実際に体験していた。