Zen5アーキテクチャのRyzen 9000が販売開始、Ryzen 7 9700Xはほぼ品切れ [8月後半のCPU価格]

AI要約

Zen5アーキテクチャのRyzen 9000シリーズが販売開始。品薄のRyzen 7 9700Xが注目を集める。

Ryzen 7000/5000の一部モデルが価格下落した一方、一部モデルは急騰。在庫状況は混在。

Intelの第14世代も価格に変動あり。市場は様々な動きを見せている。

Zen5アーキテクチャのRyzen 9000が販売開始、Ryzen 7 9700Xはほぼ品切れ [8月後半のCPU価格]

Zen5アーキテクチャのRyzen 9000が販売開始、Ryzen 7 9700Xはほぼ品切れの状態

 Socket AM5対応でZen5アーキテクチャを採用したAMD新製品、Ryzen 9000シリーズが販売開始。出回り始めたのは8コア16スレッドの「Ryzen 7 9700X」(基本3.8GHz/最大5.5GHz)および6コア12スレッドの「Ryzen 5 9600X」(3.9GHz/5.4GHz)で、価格はそれぞれ70,800円、54,800円だ。

 ただし「Ryzen 7 9700X」は、発売当初の8月10日調査時から大幅な品薄。筆者の価格調査中も、1個だけショーケースにあったのが目の前で売り切れるのを目撃した。17日時点の在庫ショップ数は1店で、店頭では「次回入荷未定」「予約受付中」との表示が見られる。

□Ryzen 7000は依然品薄、一部モデルは元の安値価格帯に

 値動きの面では、Ryzen 7000/5000の一部が下表のように大幅下落。と言っても、「Ryzen 9 7950X」が20,000円安の79,800円、「Ryzen 7 5700X」が11,100円安の22,700円など、跳ね上がっていた価格が元へ戻った形だ。一方、「Ryzen 9 7900X」は18,320円高の76,800円に急騰した。

 なお、「Ryzen 7 5700」は前回16,800円で特売されていたが、10日時点でいったん終了。最安値が12,700円高の29,500円に上がっていた。それが今回調査の17日には再び数量限定特価16,800円となったほか、通常価格18,980円で次点に付けたショップも現れている。

 一方、Ryzen 7000の品薄は一層進行。「Ryzen 7 7700X」は5店から2店へ、「Ryzen 5 7600」は6店から3店へと急減した。「Ryzen 9 7900」は在庫ショップ数が1店と、今回調査でも品切れぎりぎりだ。前回は単に「品切れ中」だった店頭価格表のラベルも、今回はより強い表現の「次回入荷未定」へと変わっていた。

 Intelは第14世代がやや下落傾向。「Core i7-14700K」が1,900円安の63,980円、「Core i5-14400」が1,000円安の35,480円などとなっている。