愛犬がいるため冷房を「24時間」つけっぱなしです。1ヶ月の電気代はいくらになりますか?

AI要約

日本の夏は暑いため、エアコンは欠かせない家電製品である。

エアコンを24時間つけっぱなしにした場合の電気代について考察した。

連続運転のデメリットや注意点もあるため、適切な運用が必要である。

愛犬がいるため冷房を「24時間」つけっぱなしです。1ヶ月の電気代はいくらになりますか?

日によっては、最高気温が40度に達することもある日本の夏。暑さから逃れ快適に過ごすために、また熱中症を防ぐためにもエアコンは欠かせない家電製品であり、24時間つけっぱなしにする人もいるでしょう。

とくにペットを飼っている場合、熱中症を防ぐためにもエアコンでの室温調整は大切です。しかし、長時間冷房を使い続けると、気になるのは電気代です。

そこでこの記事では、エアコンを24時間つけっぱなしにした場合の電気代について考察しました。

エアコンの電気代が1時間あたりどのぐらいかかるのかは、消費電力(ワット)÷1000×使用時間(時間)×電気料金単価(円/キロワットアワー)で計算します。なお、電気料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会の「電力料金目安単価」31円/キロワットアワーを使用します。

今回は、6畳用のエアコン(消費電力:標準時425ワット、最小110ワット~最大920ワット)を24時間つけっぱなしにすると仮定しました。消費電力が標準の場合で電気代を計算してみましょう。

1時間当たりの電気代は、425ワット÷1000×31円で約13円かかる計算です。1日中つけっぱなしにすると約312円の電気代がかかり、1ヶ月(30日)だと約9360円になります。

ただし、エアコンの消費電力はついている間ずっと同じではありません。エアコンがもっとも電力を多く消費するのは、室内温度と設定温度の差が大きいときです。設定温度まで達すれば、その後は室内温度を保つために必要な電力を消費することになります。

24時間つけっぱなしの場合、設定温度と室内温度の差が少なくなるため、実際の消費電力はもう少し小さくなる可能性もあるでしょう。また、今回は6畳用で計算しましたが、12畳用など対応畳数が広くなると消費電力もその分多くなるため、電気代も高くなります。

エアコンを24時間つけっぱなしにすることで、室内の温度が一定に保たれ、快適な室温を維持できます。人とペットの熱中症の予防や体調管理、睡眠の質の向上に役立つでしょう。

電気代については、こまめにオン・オフするより24時間つけっぱなしにする方が安くなるケースもあります。これは一定の温度を保つことで、エアコンが効率的に運転することが関係していますが、エアコンを切る時間の長さや時間帯によっては、そうならないこともあるため、注意が必要です。

デメリットは、エアコンを連続稼働させることで、部品の寿命が短くなる可能性がある点です。また、エアコンがつけっぱなしの部屋に長時間いることで、体調面への懸念(冷えすぎなど)も考えられます。

さらに最近のエアコンには、自動で内部をクリーンにする機能がついていますが、これらは運転していない状態で作動する設計になっている場合が多いとされています。そのため、連続運転によりこの機能が使えなくなる可能性があるでしょう。

また、エアコンは空気を冷やす機能はあっても、基本的に換気はできません。24時間換気システムがある場合は問題ありませんが、そうでない場合には途中で換気する必要があるでしょう。