[Pro Shop インストール・レビュー]VW ティグアン(石戸良和さん)by サウンドエボリューション・ログオン 後編

AI要約

VW『ティグアン』のコクピットには大胆加工されたドアとAピラーを使ってカロッツェリアRSスピーカーがインストールされる。

石戸さんが好みのユニットを選び出し、千葉県のサウンドエボリューション・ログオンで純正イメージの取り付けを実施した。

RSスピーカーを使ったフロント3ウェイシステムのインストールや純正イメージを崩さない工夫も際立っている。

[Pro Shop インストール・レビュー]VW ティグアン(石戸良和さん)by サウンドエボリューション・ログオン 後編

VW『ティグアン』のコクピットには大胆加工されたドアとAピラーを使ってカロッツェリアRSスピーカーがインストールされる。オーナーの石戸さんが好みのユニットを選び出し、千葉県のサウンドエボリューション・ログオンで純正イメージの取り付けを実施した。

前編でお伝えした通り、ラゲッジにはブラックスのパワーアンプやDSPをフラットにインストールしたシステムを組んだ石戸さんのティグアン。そんなシステム群でドライブするのはカロッツェリアのハイエンドモデルとなるRSスピーカーだ。注目なのはミッドレンジ/ミッドバスをインストールしたドア加工だ。

純正のドア形状を知っているユーザーなら驚くほどの大がかりな加工を施しているものの、まるで純正のような仕上がりでインテリアに違和感なく融合しているのがまずは見どころ。アームレストなどの一部を残してドアを一体成形したカスタム処理は超ハイレベル。純正で用いられている同色のステッチを加工部にも用いることでデザイン上のつながりを持たせ、どこからが純正でどこがカスタムなのかが判別できないほどの仕上がりを見せる。

ドアの前方下部にはミッドバス(TS-Z1000RS)とミッドレンジ(TS-S1000RS)をインストールする巨大なバッフルを設置。2つのスピーカーを内包する人工スエードで処理されたバッフルは圧巻。個性的なデザインながらスピーカーロケーションやミッドバス/ミッドレンジの位置関係も計算され、デザイン的にもサウンド的にも最良の状態を作り出している。

スピーカーユニットに採用したのはカロッツェリアのRSスピーカー。ツイーター/ミッドバスの2ウェイユニットにはTS-Z1000RS、さらにミッドレンジ(TS-S1000RS)を加えたフロント3ウェイでオーナー好みサウンドを再現している。

ツイーターはAピラーにビルトイン取り付けされる。やや大型のツイーターであるRSスピーカーなのでピラーの加工も手が込んでいる。角度付けやエグリ処理に加えて、レザーの継ぎ目に白のステッチを使ったフィニッシュも施す。これはインテリアの各所に用いられている純正ステッチに合わせた処理。どこまでも純正イメージを崩さない工夫が凝らされている。