冷凍庫の「自動製氷機」は掃除しないとダメ? 怠ると何が起きる?【家電のプロが解説】

AI要約

冷凍庫の自動製氷機は定期的に掃除することが重要です。掃除を怠ると、雑菌やカビが繁殖し、氷に嫌なニオイや味が付くことがあります。

自動製氷機の掃除手順には、給水タンク、製氷皿、貯氷ケース、内部洗浄などがある。掃除の頻度や使用する洗剤も指定されている。

記事で解説された正しい掃除手順と頻度に従うことで、清潔でおいしい氷を作り続けることができる。

冷凍庫の「自動製氷機」は掃除しないとダメ? 怠ると何が起きる?【家電のプロが解説】

簡単に氷が作れて便利な自動製氷機。夏場に活用している人も多いと思いますが、正しく掃除はできていますでしょうか。

「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が、自動製氷機の掃除について解説します。

(今回の質問)

冷凍庫の自動製氷機は掃除しないとダメですか? 掃除する方法があれば教えてください。

(回答)

冷凍庫の自動製氷機は定期的に掃除することが重要です。掃除を怠ると、雑菌やカビが繁殖し、氷に嫌なニオイや味が付くことがあります。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

冷凍庫の自動製氷機は定期的に掃除することが重要です。掃除を怠ると、雑菌やカビが繁殖し、氷に嫌なニオイや味が付くことがあります。

自動製氷機は、中性洗剤やクエン酸または専用の製氷機クリーナー、水、柔らかい布やスポンジなどを用いて掃除します。以下が正しい手順になります。

1. 給水タンクを取り外し、中性洗剤を使って水洗いします。特にフィルター部分はていねいに洗いましょう。クエン酸を使う場合は、水300ミリリットルに対してクエン酸大さじ1を混ぜ、給水タンクに入れて製氷機にセットします。

2. 製氷皿が取り外せる場合は、取り外して中性洗剤で洗います。取り外せない場合は、クエン酸水を使って製氷機能を作動させ、洗浄します。

3. 貯氷ケースを取り外し、中性洗剤で洗います。しっかりと水気を拭き取ってから戻します。

4. 製氷機の内部は、クエン酸水や専用の製氷機クリーナーを使って洗浄します。通常の製氷と同じ手順で氷を作り、洗浄液が完全に排出されるまで繰り返します。

掃除の頻度は、給水タンクの場合週に1回程度、製氷皿と貯氷ケースは3カ月に1回程度、内部洗浄は年に1~2回程度行うといいでしょう。これらの手順を守ることで、常に清潔でおいしい氷を作ることができます。

製品によっては、自動製氷機の内部にある水の経路まで取り外して全部洗えるものもあります。買い替える場合は、丸洗いできるかどうかもチェックしましょう。

この記事の筆者:安蔵 靖志

ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。