覚えておこう! スマホでのICチップ読み取り時の注意点

AI要約

デジタル庁は6月18日、マイナンバーカードのICチップを使用した本人確認方法を一本化することを発表。

ICチップの読み取り位置や注意点について解説し、対面契約でも本人確認を義務化する。

また、マイナンバーカード対面確認アプリの開発も進められている。

スマホのICカード読み取り位置や注意点についての情報提供。

特にiPhone以外の機種を利用する場合、かざす位置を事前に確認を呼びかけ。

読み取り時のアドバイスや最適な環境についても示唆。

本人確認に関する法律を順守しつつ、事業者の負担軽減を図る仕組みが整備中。

8月下旬にはマイナンバーカード対面確認アプリのリリースが予定されている。

覚えておこう! スマホでのICチップ読み取り時の注意点

 デジタル庁は6月18日、犯罪収益移転防止法、携帯電話不正利用防止法に基づく本人確認について、オンラインなどの非対面の場合はマイナンバーカードのICチップを使った方法に原則一本化すると発表した。対面契約の場合も、マイナンバーカードなどのICチップを読み取りによる本人確認を義務化する。

 この決定に先立ち、デジタル庁では、マイナンバーカードや電子車検証などに搭載されたICチップやICタグをスマートフォン(スマホ)で読み取って取得した情報を行政手続きにおける電子申請などに活用する際の注意点について、マイナンバーカードを例にWebサイトで解説している。

 

●機種ごとに異なる「読み取り位置(かざす位置)」に注意!

 スマホは機種によって、マイナンバーカードなどのICカードをかざす位置が異なる場合があり、自身が使用している機種のかざすべき位置を把握していないと、読み取りがうまくいかない場合がある。各機種のかざす位置は、公的個人認証サービス ポータルサイト(https://www.jpki.go.jp/prepare/reader_writer/android.html)でメーカーごとに確認可能。特にiPhone以外の機種を利用している場合、事前に読み取り位置を確認しておいたほうがいいだろう。

 また、読み取り時の注意点として、読み取りが完了するまでに5秒以上かかる場合があるため、パスワード入力から読取完了までスマホとマイナンバーカードをピッタリあて続けるようアドバイスしている。

 

 そのほか、金属の机の上では読み取れない場合があること、カバー類を外すと読み取りやすくなる場合があること、読み取り時には充電やイヤホンなどのケーブルをはずすこと、Androidの場合はNFC/おサイフケータイ機能をオンにしておくことを注意点として挙げている。

 

 なお、対面での本人確認の際もマイナンバーカードなどのICチップを読み取りによる本人確認を義務化するが、事業者側の負担軽減のため、マイナンバーカードのICチップを事業者のスマホで読み取り、真正な券面であることを確認することができる「マイナンバーカード対面確認アプリ」をデジタル庁が開発、8月下旬にリリースする予定となっている。