【保護犬ビフォーアフター】譲渡会で出会った元野良の子犬をお迎え、2歳になった今、愛らしい笑顔にほっこり
保護犬のこまちちゃんと飼い主さんの素敵な出会い
こまちちゃんの成長と克服してきた困難
こまちちゃんの感情豊かな性格について
愛犬との出会い方は、さまざま。ふと、初めて出会ったときのことを思い出し、懐かしく思う飼い主さんは少なくないでしょう。
元保護犬の女の子「こまち」ちゃん(取材時、2歳)も、とっても小さな子犬だった時期があったと飼い主さんは振り返ります。
7月27日、飼い主さん(@komachi_02_28)は「こまちは保護犬で本名はありませんが、預かり期の名前はウメちゃんでした。この写真がかわいすぎて2年前譲渡会に行くことを決めました」とのコメントとともに2枚の写真をX(旧Twitter)に投稿しました。
写真は、どちらも保護団体がSNSで公開していたもの。1枚目は、床にちょこんと座り遠くを見つめている姿、2枚目には、つぶらな瞳でカメラをじっと見つめる小さなこまちちゃんの姿が写っています。
まん丸なお顔と垂れたお耳、ふっくらとした前足がとてもキュート!
こまちちゃんは、保護されたあと、保護団体の元で里親さんとの出会いを待っていました。その“預かり期”を過ごしている間、「ウメ」ちゃんという仮名で呼ばれていたそうです。
その後、飼い主さんのおうちに迎えられることが決まったとき、現在の「こまち」ちゃんと名づけられました。
小さかったこまちちゃんは、優しい飼い主さんに見守られながらすくすくと成長。2歳になった今、見目麗しい成犬になりました!
ーーこの投稿の写真に写っているこまちちゃんは、何歳ですか?
「正確な年齢はわかりません。おそらく生後推定2カ月以内かと思います」
ーーこまちちゃんをお迎えしたのは、いつ頃ですか? そのきっかけについて詳しく教えてください。
「お迎えしたのは、2022年2月28日です。当時、夫婦で犬をお迎えしたいと思っていて、保護犬もその候補に入れていました。それから、近くで開催予定の譲渡会を探すようになったのです」
「しばらくして、保護団体のSNSで公開されていたこまちの写真に目が留まり、譲渡会へ行くことに。抱っこさせてもらったとき、夫婦そろって『この子と暮らしたい』と強く思い、里親に立候補しました」
「偶然、こまちの写真を目にして、急遽、譲渡会へ行く流れになったことを考えると、運命的な出会いだったのではないかと思います」
ーーお迎えしてから大変だったこと、うれしかったことについて。特に印象に残っていることはありますか?
「こまちは、とてもビビりで苦手なことがたくさんあります。当初、病院を怖がって、中に入ることができるようになるまで半年。院内で予防接種を受けることができるようになるまで1年以上かかりました」
「そのため、2週に一度、通院し、“ハズバンダリートレーニング”を始めました。最初は、病院や先生に慣れてもらうため、院内でおやつをもらったり、知育玩具で遊んだりして『病院は楽しいところ』と認識してもらえるようにアプローチ。次に、耳や口など体に触れられても抵抗なく診察を受けられるように訓練していきました」
「とても大変でしたが、初めて病院に入ることができたとき、診察室で注射を打つことができたときは、涙が出るほどうれしかったです。今では、病院も先生のことも大好きです」
「ペースはゆっくりですが、こまちがひとつひとつ苦手なものを克服していく瞬間を見ることができるのは何よりうれしいです」
ーーこまちちゃんは、どのような性格のワンちゃんですか?
「ビビりなところはあるものの、とても感情豊かで、いろいろな気持ちを表現してくれたり、愛情を伝えてくれたりします。私たち夫婦がお風呂やトイレに行って戻ると、久しぶりに会ったかのように喜んでくれます」