[エンタメ環境向上計画]トヨタ純正ディスプレイオーディオ搭載車で映像系コンテンツを楽しみ尽くす!
トヨタ純正ディスプレイオーディオ搭載車で映像系コンテンツを楽しむ方法について紹介。
映像系コンテンツを楽しむための手段や限界、またCarPlay対応機や車載用Android端末の活用方法。
テレビキャンセラー不要の理由や注意点についても解説。
インカー・エンターテインメント環境を整備すると、ドライブの楽しさがアップする。当連載では、これに関する最新情報を全方位的にリポートしている。今回は、トヨタ純正ディスプレイオーディオ搭載車で映像系コンテンツを楽しみ尽くす方法を紹介していく。
さて、トヨタ純正ディスプレイオーディオ搭載車では映像系コンテンツを楽しみにくいケースが多い。HDMI入力端子がオプション設定されている車種では、それを追加すればスマホのミラーリングを行えたり他のデジタルメディアプレーヤーの接続も可能となるが、その設定がない車種では外部機器の映像信号を取り込めない。映像入力端子が装備されていないからだ。結果、楽しめる映像系コンテンツが限定的にならざるを得ない。
しかしやりようがいくつかあるので紹介していこう。まず手っ取り早いのは、「車載用Android端末」を使うという方法だ。トヨタ純正ディスプレイオーディオはApple CarPlayとandroidauto(以下、CarPlay)に対応しているので、これの使用が可能だ。
これをCarPlay対応機に接続すると、この中に格納されている映像系アプリの表示をトヨタ純正ディスプレイオーディオのモニターに映し出せて、操作もディスプレイオーディオのモニター上にて行える。
ちなみにCarPlay対応機は本来、映像系アプリには非対応だ(YouTubeの音声は聴ける)。つまりCarPlay対応機には、映像系アプリの表示は映し出せないようにするいわば□リミッター□が仕込まれている。しかし「車載用Android端末」にはその□リミッター□を解除する能力が備わっているので、映像系アプリの表示も映し出せてしまうのだ。
で、これにて映像を車載機のモニターに映し出す際にはなんと、いわゆる「テレビキャンセラー」は不要だ。なぜならCarPlay対応機は、映像を映しているという認識は持たないからだ。単に「対応アプリを表示している」という認識なので、「テレビキャンセラー」が装着されていなくてもOKだ。