「楽天全国スーパー」に「西友ネットスーパー」が出店

AI要約

楽天グループと西友が楽天全国スーパーに西友ネットスーパーを出店して合意した。

楽天がネットスーパー事業の立ち上げから運営を支援し、2022年11月にサービスを開始。

楽天と西友は楽天のポイントプログラムやデジタルマーケティングで顧客の利便性向上に貢献する方針。

「楽天全国スーパー」に「西友ネットスーパー」が出店

楽天グループ(楽天)と西友は9月25日から、楽天が運営するネットスーパーのプラットフォーム「楽天全国スーパー」に、西友が「西友ネットスーパー」を出店、サービスを開始することで合意したと発表した。

■ 楽天がネットスーパー事業の立ち上げから運営を一気通貫で支援

「楽天全国スーパー」は、全国のネットスーパー事業者向けに、楽天が受注管理やオンライン決済などの機能を提供するプラットフォームで、いわばネットスーパー事業におけるECモール。楽天が集客・販促活動、配送に伴うオペレーション構築など、ネットスーパー事業の立ち上げおよび運営を一気通貫で支援する。

楽天と西友は2018年、ネットスーパー事業を運営する合弁会社の楽天西友ネットスーパーを設立。ネットスーパー事業を運営してきたが、2023年12月には合弁関係を解消した。楽天が倉庫型ネットスーパー事業の運営を継続し、西友は実店舗を起点とする店舗出荷型ネットスーパー事業を単独運営する形態へ移行することを発表。その後、9月25日に西友が「楽天全国スーパー」に出店し、「西友ネットスーパー」という新たな名称でサービスを開始する。

「楽天全国スーパー」は2022年11月にサービスを開始。「楽天西友ネットスーパー」に加え、群馬県を拠点に1都14県でスーパーマーケット「ベイシア」を展開するベイシアなどが、「楽天全国スーパー」に出店している。

「楽天全国スーパー」のシステム初期費用は無料。出店したネットスーパーの売り上げに応じて、システム利用料、マーケティング費用を徴収する。事業者は初期費用を抑えながら、早期にネットスーパー事業の立ち上げが可能になるという。

楽天と西友は楽天のポイントプログラムを軸とした顧客獲得プロモーションおよびデジタルマーケティング施策、実店舗に導入している「楽天ペイ」「楽天ポイントカード」などの各種キャッシュレス決済などで、今後も引き続き顧客の利便性向上に貢献していく方針だ。