公取委、スマホプラットフォームとアプリ事業者間の取引実態や運用の意見について情報を募集

AI要約

公正取引委員会がスマホソフトウェア競争促進法の成立に関連してアプリ事業者から情報を募集している。

法律では禁止事項や遵守事項を整備し、規制の実効性確保のための措置を予定している。

情報募集では、プラットフォーマーが禁止事項に含まれる行為をしているかの情報や意見を求めている。

公取委、スマホプラットフォームとアプリ事業者間の取引実態や運用の意見について情報を募集

スマホソフトウェア競争促進法の成立に関連して、公正取引委員会は主にアプリ事業者に対して、実際のプラットフォーマーが禁止事項に含まれるような行為をしているかの情報を募集している。

 公正取引委員会は、今年6月に成立した「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」(スマホソフトウェア競争促進法)に関連して、同法の施行を前に、スマートフォンのプラットフォームを提供する事業者とアプリ提供事業者間の取引実態や、運用に対する意見を把握することを目的として情報を募集していることを公表した。

 

 スマホソフトウェア競争促進法では、スマートフォンプラットフォームにおけるアプリストア間の競争、自社以外のウェブブラウザーエンジンの利用、各種サービスのデフォルト設定、検索結果での自社サービスの優先表示、自社OSで他の事業者のアプリも同等の性能で利用できるといった要素について、禁止事項や遵守事項を整備するとともに、規制の実効性確保のための措置を予定している。

 

 今回の情報募集では、これらの点について、実際のプラットフォーマーが禁止事項に含まれるような行為をしているかの情報をアプリ事業者に求めるととともに、今回の法律の運用や公取委の方針について、意見や要望を募集している。

 

 

文● 二子/ASCII