冷凍の竜田揚げを5個食べたいのに、その場合の温め時間が書いていない……どれくらい温めれば良い?

AI要約

冷凍食品の温め方について、加熱時間を少しずつ延長する方法がおすすめされています。

加熱時間を単純に倍にすると加熱しすぎる恐れがあるため、4個と6個の間の時間に設定するやり方が紹介されています。

絶対の正解はなく、日頃の使い勝手を元に調整することが重要とされています。

冷凍の竜田揚げを5個食べたいのに、その場合の温め時間が書いていない……どれくらい温めれば良い?

誰でも簡単に食事が用意できる、便利な冷凍食品。しかし、自分が食べたい個数の温める時間が書いておらず、困ってしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。

「All About」ガイドで、調理家電に詳しいコヤマタカヒロが温め方について解説します。

(今回の質問)

冷凍の竜田揚げを5個食べたいのに、5個温める場合の時間が書いてません。どれくらい温めれば良いですか?

(回答)

少しずつ加熱時間を延長して温めましょう

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

電子レンジでの加熱では、マイクロ波による水分の振動で食品が温まります。このため原理的には、食材の量が倍になればレンジ加熱の時間も倍にする必要があります。

しかし、実際には加熱時間を単純に倍にすると加熱しすぎになることがあります。これは時間が長くなるとそれだけ加熱が急速に進んでしまうためです。

このため、規定の量以外で温めたい場合は、単純に時間を倍にするのではなく、少しずつ加熱時間を延長するのがおすすめです。

例えば、唐揚げなどの冷凍食品で1個、2個、4個、6個の調理時間が記載されていて、5つ食べたい場合、2つの方法があります。1つは、4個と6個の間の時間に設定すること。1つ追加だからと、1つ用の時間をプラスすると温めすぎになる恐れがあります。4個2分20秒、6個3分30秒の場合、大体の間を取って2分50秒ぐらいに設定するのがおすすめです。

もう1つの方法は、いったん4個用の2分20秒で温めて、足りなかったら10~20秒追加するやり方になります。

電子レンジの性能や、状態によって結果は変わってくるため、絶対の正解はありません。日頃の使い勝手を元に、温まりが弱いようなら少し長めにするなどの調整をしましょう。

この記事の筆者:コヤマ タカヒロ

1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。