「Google検索」、ディープフェイク対策を強化--サイト格下げも

AI要約

Googleは、検索における露骨な偽コンテンツやディープフェイクへの対策を強化したと発表。

アップデートにより、70%以上の露骨なコンテンツが減少し、画像関連の機能も強化された。

ユーザーに関する類似の検索も削除され、Googleはウェブサイトを格下げする措置も取っている。

「Google検索」、ディープフェイク対策を強化--サイト格下げも

 Googleは米国時間7月31日、検索における露骨な偽コンテンツや同意のないディープフェイクへの対策を強化したと発表した。ユーザーがこのようなコンテンツを検索結果から削除するよう依頼することは以前から可能だったが、こうして削除された画像のすべての複製、およびそのユーザーに関する類似の検索による露骨な検索結果も削除されるようになった。

 Googleはまた、「露骨な偽コンテンツが検索結果に表示されるリスクが高いクエリ」を対象に、ランキングシステムを更新した。これにより、明らかにこのような検索結果を求める、人名を含むクエリに対し、露骨でない高品質なコンテンツ(ニュース記事など)があれば優先的に表示する。

 同社によると、このアップデートにより、露骨なコンテンツの表示はすでに70%以上減少しているという。Googleはまた、削除依頼を受けたコンテンツを多く含むウェブサイトを格下げする。

 検索機能の改善の一環として、Googleは画像に関する情報を表示する「この画像について」機能を、「かこって検索」と「Googleレンズ」にも追加した。

 例えば、友人が信じがたい画像をメッセージで送ってきたとする。その場合、「Android」搭載デバイス上で画像を囲い、Google検索の「この画像について」タブを開くだけで、その画像の起源に関する情報を表示できる。Googleレンズでは、問題の画像をスクリーンショットまたはダウンロードし、Googleアプリで開いて、レンズアイコンをタップして画像を選択する。

 日本語など40言語に対応する「この画像について」機能は、最新のサムスン製デバイスや「Pixel」など一部のAndroidデバイスの「かこって検索」機能、およびAndroid版とiOS版のGoogleアプリに搭載されたGoogleレンズで利用できる。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。