ドコモのポイ活第2弾「eximo ポイ活」、dカードを中心に月最大5000ポイント還元する仕組みとは

AI要約

NTTドコモが新しいポイント還元率が上がる料金プラン「eximo ポイ活」を提供開始。

特典はdカード利用時とマネックス証券での積立利用。

「eximo ポイ活」の月額料金は1万615円で、実質2728円になるとしている。

「eximo ポイ活」と「eximo」の違いをアウトライン。

両者の月額料金や料金体系、割引適用後の料金などが異なる。

また、還元特典やポイント上限も設定されている。

新料金ではdカードや金融商品の特典も提供される。

NTTドコモはユーザーにdカードをメインカードとして使ってもらいたいとしている。

「eximo ポイ活」の目的や狙いについて説明。

ドコモのポイ活第2弾「eximo ポイ活」、dカードを中心に月最大5000ポイント還元する仕組みとは

 NTTドコモは8月1日、同社の決済サービス利用のポイント還元率が上がる料金プラン「eximo ポイ活」の提供を開始する。利用料は月額1万615円。

 いわゆる“ポイ活”プランで、同社の同様の料金プラン「ahamo ポイ活」では、d払いの還元率を上げるものに対し、今回の「eximo ポイ活」ではdカードの還元率を上げる料金プランとなっている。

 各種割引とポイント還元により月額料金が実質2728円になるとうたう。

■ eximoとの違い

 「eximo ポイ活」は、月間のデータ容量が無制限のプランで、同社では同じデータ容量無制限のプラン「eximo」がある。

 両者の違いは、月額料金と段階制の有無などが挙げられる。

 月額料金は、「eximo」が最大7315円、「eximo ポイ活」は1万615円で、3300円の差がある。

 また、「eximo」では、月間のデータ使用量が1GBまでの場合は4565円、1GB~3GBまでの場合5665円となるが、「eximo ポイ活」は月間利用データ量にかかわらず一律の料金体系となっている。

 一方、家族割引「みんなドコモ割」(2回線で-550円、3回線で-1100円)や、固定回線割引「ドコモ光セット割」や「home 5G セット割」(1100円)、dカードお支払い割(-187円)は、どちらも適用される。これらの割引適用後(みんなドコモ割は3回線)の価格は、「eximo」は最大4928円、「eximo ポイ活」は8228円。

 冒頭で触れた「実質2728円」は、「eximo ポイ活」の利用料に各種割引を適用した月額8228円から、後述のdカード利用特典(10%)の上限である5000ポイント(5万円決済時)とdカードの通常還元分(1%、5万円決済時で500ポイント)を引いたもの。つまり「8228円-5500ポイント=2728円」ということになる。

■ 還元内容

 「eximo ポイ活」では、dカード利用時とマネックス証券での積立利用の2点で特典が提供される。

□定常特典

 dカード利用時の特典は、dカードで支払った金額に対して、dカードで3%、dカード GOLDで5%分が追加で還元される。ドコモの携帯電話の利用代金や年会費、電子マネーなどへのチャージ、「THEO+docomo」や「マネックス証券」におけるdカード積立などは対象外。

 マネックス証券での積立は、dカード GOLDを利用したdカード積立の場合、利用学の1%分が追加で還元される。

 還元上限は、マネックス証券での積立が月間1000ポイントまで、dカード利用時とマネックス証券での積立合計で月間5000ポイントまで。

 還元されるポイントは、どちらも期間・用途限定ポイント。

 なお、「ahamo ポイ活」での特典対象だったd払いの特典は、d払いの支払い元をdカードまたは携帯料金との合算払いにすることにより、dカードの特典として追加還元される。残高払いなどほかの方法での特典は提供されない。

□キャンペーン時の特典

 なお、新料金の提供開始からキャンペーンが実施されており、dカード利用時の特典がdカード/dカード GOLD共に10%となる。

 また、マネックス証券の積立特典は、期間限定の早期特典として上限の5000ポイント/月にカウントされずに進呈される。期間中は、dカード利用時とマネックス証券の積立特典で合計最大6000ポイント還元されるかたちになる。

 どちらも終了日は未定としている。

■ dカードをメインカードに

 コンシューマサービスカンパニー マーケティング戦略部 部長の山本明宏氏は、先立って提供開始された「ahamo ポイ活」について「ahamo 大盛り」(データ容量100GB)が実質安く利用できると嬉しいコメントとともに「dカードや金融商品でも還元してほしい」という声もあったと説明。今回のプランでは、これらのユーザーからの声を反映させたプランだとしている。

 ahamo ポイ活では「若者との親和性が高いコード決済(d払い)を対象にした」とする一方、提供後に「dカードも使いたい」というユーザーニーズが多かったとし「ある意味、役割を棲み分けている」と説明する。

 山本氏は、さまざまなクレジットカードが登場しているなか、新プランの高い還元特典で「dカードをメインカード」にしてもらうことを目指すという。

 同氏は、「現金やあらゆる生活費、固定費を払ってもらい、お得を感じてもらえるのではないか」とも語り、「サブとしてdカードを持っているユーザーに、dカードをメインカードにしてもらいたい」と、「eximo ポイ活」の狙いを示した。