米アマゾンはサードパーティーの危険な商品について責任あり、米当局が判断

AI要約

米消費者製品安全委員会(CPSC)は、Amazonに危険な商品に対する責任があると判断し、返金や交換の計画を提出するよう命じた。

40万点以上の欠陥商品が対象で、サードパーティーの販売業者が関与している。

AmazonはCPSCの指摘に対して異議を申し立て、危険な製品に関しては通知や返金を行っていると主張している。

米アマゾンはサードパーティーの危険な商品について責任あり、米当局が判断

 米消費者製品安全委員会(CPSC)は米国時間7月30日、米Amazonのウェブサイトでサードパーティーの販売業者が出品する危険な商品について、Amazonに責任があるとの判断を下し、危険な商品に関する消費者への通知および返金・交換のための計画を提出するよう命じた。

 命令の対象となる商品は、欠陥のある一酸化炭素検知器、難燃性基準に違反する子供用パジャマ、感電防止機能のないヘアドライヤーなど、40万点以上に上る。

 CPSCによると、こうしたサードパーティーの販売業者は「フルフィルメント by Amazon」プログラムに参加している。

 CPSCは、商品自体が重大な危険をもたらすことに加え、「Amazonはこれらの危険な製品について消費者に通知せず、また、返品または破棄を顧客に促す適切な措置を講じなかったため、消費者は重大な怪我を負う危険にさらされた」と述べた。

 Amazonの広報担当者は、今回の決定に「失望している」と述べ、「決定に対して異議を申し立てる予定であり、法廷で当社の主張を述べたい」とした。

 この担当者はさらに、Amazonは3年前にCPSCから問題を指摘された後、顧客に通知し、製品の使用をやめるよう伝え、返金したと述べた。

 「販売しているのがAmazonか販売パートナーかに関わらず、『A-to-Z Guarantee』(マーケットプレイス保証)を通じて、ストア内のすべての製品の安全性を保証している」(同担当者)

 Amazonは、危険な製品について購入者や一般消費者に通知し、返金や交換を提供する計画を、CPSCに提出しなければならない。CPSCはその計画について検討した上で次の命令を出す予定だ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。