アップル、2025年の一部「iPhone」で独自5Gモデムを採用か

AI要約

Appleは2023年までQualcommの5Gモデムを調達することで契約を締結したが、2025年には独自モデムへの移行を始める可能性がある。

2025年にはApple製5Gモデムを搭載した2つの新型iPhoneが登場する見込みであり、それは第4世代iPhone SEと超薄型iPhone 17とされている。

Appleは長年にわたり独自モデムの開発に取り組んでおり、2019年にはIntelのモデム事業を買収するなど、自社製品に独自モデムを組み込む準備を進めている。

アップル、2025年の一部「iPhone」で独自5Gモデムを採用か

 Apple製5Gモデムをめぐる臆測は何年も前から続いている。複数の報道や多くのうわさが流れ、2023年にはこの件に関する最後の大きなニュースとして、AppleがQualcommの5Gモデムをさらに3年間調達することで両社が契約を締結した。

 この契約があるものの、Appleは2025年にも再び、独自モデムへの移行を始めようとしている可能性がある。Appleに詳しい著名アナリストMing-Chi Kuo氏による「X」への新たな投稿によると、2025年にはApple製5Gモデムを搭載した2つの新型「iPhone」が登場する可能性がある。それは、同年第1四半期の第4世代「iPhone SE」と、第3四半期の超薄型「iPhone 17」だという。

 Appleは、2019年にIntelのスマートフォン向けモデム事業の大半を10億ドル(当時のレートで約1100億円)で買収するなど、長年にわたり独自モデムの開発に取り組んできた。その後、自社製品に独自モデムを組み込む準備を進めているとうわさされたが、最近の製品にQualcommのチップが採用されたことで、このうわさは否定された。BloombergのMark Gurman氏による2023年11月の報道では、Appleのモデムは開発が遅れており、「少なくとも2025年末か2026年初頭」まで登場しない可能性があるとされていた。

 米CNETはAppleとQualcommに問い合わせたが、回答は得られていない。

 Kuo氏は2023年にも、第4世代iPhone SEにApple製5Gモデムが搭載される見込みだと伝えていた。また、これまでの報道によると、同デバイスは「iPhone XR」に似たデザインでホームボタンはなくなり、有機ELディスプレイを搭載する可能性がある。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。