ACASチップをICカード化する「アカシックカード」が店頭入荷

AI要約

ACASチップをICカード化できる「アカシックカード」の販売がKVC lab.でスタート

アカシックカードは、PCカードリーダーで読み込ませるための変換カードで、ACAS仕様のチューナーからACASチップモジュールを取り出し接続することでPCでも録画・再生が可能に

ただし、暗号化解除は行わず、B-CASカード機器では利用できない

ACASチップをICカード化する「アカシックカード」が店頭入荷

 ACASチップをICカード化できるという「アカシックカード」の販売がKVC lab.でスタートしている。「開発検証用」(同店)という製品で、店頭価格は3,000円。初回入荷分は売り切れだが、「近日大量入荷予定」(同)とのこと。

 アカシックカードは、ISO7816のチップモジュールをPCカードリーダーで読み込ませるための変換カード。カード上にはUSB microBコネクタと8ピンソケットがあり、同店によると、ACAS仕様のチューナーからACASチップモジュールを取り出し、アカシックカードに接続すると、“ACASカード化”できるという。

 “ACASカード化”したカードの利用方法について、同店では「4K/8K放送で使用されるACAS方式の場合、内蔵したチューナーでしか録画・視聴ができないが、このカードを利用すればPCでも録画・再生ができるようになる」(再生ソフトやチューナーカードは別途必要)と案内している。

 なお、録画した番組の暗号化解除などは行っていないため、「単に録画・視聴環境がPCに変わるだけ」(同店)となる。また、「B-CASカード機器に挿しても基本的には利用はできない」(同)とのこと。

ISO7816のチップモジュールをPCカードリーダーでアクセス可能にする汎用開発検証基板「アカシックカード」の販売を開始しました。PCで4K/8K環境の開発をしたい方などごく一部の方向けですが、分かる人には分かる仕様でオススメです(スタッフ2号)https://t.co/N7ICJL5y2A pic.twitter.com/ljPUsN4xPL

― KVClab (@KVClab) July 20, 2024

[取材協力:KVC lab.]