旭食品、全国40拠点の業務データを⾃動バックアップ--⼈的作業や保守費⽤をゼロに

AI要約

旭食品はMicrosoft 365向けのデータ保護ソリューション「AvePoint Cloud Backup」を導入し、クラウド上のデータバックアップを自動化してセキュリティリスクを軽減した。

社内業務ツールとしてMicrosoft OfficeからMicrosoft 365への移行を行い、全社員が活用している状況で、データ管理や情報漏えいへの懸念が現れた。

選定理由として、AvePoint Cloud BackupのSaaS型でネットワーク負荷が少なく、日本語に完全対応した使いやすいユーザーインターフェースが挙げられる。

 ⾷品の卸売業などを⼿掛ける旭⾷品(⾼知県)は、「Microsoft 365」向けのデータ保護ソリューション「AvePoint Cloud Backup」を導入した。AvePoint Japanが7月17日に発表した。

 旭⾷品では、国内40超の拠点で働く約2500人の社員が利⽤する社内業務ツールとして「Microsoft Office」を利用していたが、2020年にオンプレミスからクラウド対応のMicrosoft 365に移行した。移行に当たっては、各支店のIT推進者向けに教育を⾏いながら全社展開を進め、現在では全社員がメールや「Microsoft Teams」でのコミュニケーション、ドキュメント共有などにMicrosoft 365を活用している。

 その⼀⽅で、クラウド上のデータに対するバックアップについてMicrosoft 365の標準機能ではカバーできないことにリスクを認識しており、特に退職者にひも付く資料の管理や情報漏えいに対する懸念、監査対応に対するデータ保管の必要性が顕在化していた。

 こうした課題を解決するため、2022年からバックアップソリューションの選定を始め、AvePoint Cloud Backupの採⽤を決めた。選定理由としては、SaaS型でネットワーク負荷が少なかったことや、⽇本語に完全対応した使いやすいユーザーインターフェースであったことが決め⼿となった。

 AvePoint Cloud Backupの導⼊により、オンプレミス時代は50台のサーバーに対して各部⾨が毎⽉数回、⼿動で⾏っていたデータバックアップ作業が⾃動化され、⼈的作業やファイルサーバーの保守費⽤も不要になった。さらに、データ保護のセキュリティリスクが⼤幅に軽減され、クラウド上での定期的なバックアップが可能となったという。