SONORE、独自OS「Sonicorbiter」のバージョン2.9を提供開始。“再生機能に特化” の有償アップデート

AI要約

トップウイングサイバーサウンドグループは、SONOREブランドのネットワークトランスポート “Renduシリーズ” のOS「Sonicorbiter」のメジャーアップデート “2.9” を提供開始。

アップデートでは、ネットワークオーディオプロトコルの更新およびサポート終了、カーネルの刷新によるUSB-DACとの通信最適化が行われる。

近年のネットワークオーディオプロトコルの流れに合わせ、Renduシリーズがサーバー機能を備える必要が無くなったため、再生機能に特化した更新内容となっている。

SONORE、独自OS「Sonicorbiter」のバージョン2.9を提供開始。“再生機能に特化” の有償アップデート

トップウイングサイバーサウンドグループは、同社が取り扱うSONOREブランドのネットワークトランスポート “Renduシリーズ” において、独自OS「Sonicorbiter」のメジャーアップデート “2.9” を7月17日(水)より提供開始する。

本アップデートは、同社ECサイト「Bi-Wings SHOP」にて更新データを収めたmicro SDカードを販売する有償形式となり、価格は5,500円(税込)。対象モデルは、「ultraRendu」「opticalRendu」「Signature Rendu SE optical」の3機種となる。

この度提供されるSonicorbiter 2.9では、OSとしての役割を従来から大幅に変更し、より再生機能に特化させる更新が行われる。具体的には、BubbleUPnP、SONORE UPnP Bridge、Logitech Media Server、YMPD、Songcastなど、各種ネットワークオーディオプロトコルの更新およびサポートを終了する。

これについて同社は、近年ではOpenHome、Roon RAAT、HQ Player NAAといった優れたネットワークオーディオプロトコルと専用ミュージックサーバーが普及し、Renduシリーズがサーバー機能を備える必要が無くなったためと説明している。

また、OSの中核部分にあたる「カーネル」を刷新することで、USB-DACとの通信を最適化。余計な処理を取り除き、さらなる低遅延化を実現したとのこと。