IIJ、セキュリティリスク可視化サービス「IIJ Safous Security Assessment」の年間契約プランを拡充し価格を改定

AI要約

株式会社インターネットイニシアティブは12日、インターネットからアクセス可能なIT資産のセキュリティリスク可視化サービスの提供を開始した。

IIJ Safous Security Assessmentでは、攻撃者と同じ視点でアタックサーフェスを特定し、セキュリティリスクをスコアリングしたレポートを提供する。

サイバー攻撃の深刻化に伴い、企業には定期的なセキュリティリスク調査が求められており、IIJはサービス内容を改定しより手軽に利用できるようにした。

IIJ、セキュリティリスク可視化サービス「IIJ Safous Security Assessment」の年間契約プランを拡充し価格を改定

 株式会社インターネットイニシアティブは12日、インターネットからアクセス可能なIT資産のセキュリティリスク可視化サービス「IIJ Safous Security Assessment」のメニューと価格を改定し、新たに提供開始した。

 IIJ Safous Security Assessmentでは、Security Scorecardが提供するアタックサーフェス監視および脅威情報に基づくリスク評価プラットフォームをもとに、攻撃者と同じ視点でアタックサーフェスを特定し、セキュリティリスクをスコアリングしたレポートを作成するとともに、IIJグループのセキュリティエンジニアがレポートの分析や改善提案を行う。

 今回、年間契約プランのサービス内容を拡充し、より割安な提供価格に改定することにより、顧客はこれまで以上に手軽に定期的なセキュリティリスク調査を実施でき、日々発生する脅威にいち早く対応できるとしている。

 IIJでは、近年、サイバー攻撃の被害はますます深刻化しており、日本国内だけでも社会インフラが一時停止した事例や、サプライチェーンの脆弱性が狙われ、情報漏えいにつながった事例など、数多くのセキュリティインシデントが発生し続けていると説明。企業においては、自社や関係組織のネットワーク・システムのセキュリティリスク調査を行い、十分な対策を施すことがこれまで以上に求められているが、日々エスカレートする脅威に対応するためには一度きりではなく定期的な調査を継続して実施し、リスクをいち早く把握することが重要になるとしている。

 そこで、より手軽に定期的なセキュリティリスク調査を実施できるよう、現在提供しているIIJ Safous Security Assessmentを改定し、年間契約プランのサービス内容を拡充の上、より割安な料金で提供すると説明。年間契約では、月次の評価レポートを提供するほか、期間中に新たに発見されたセキュリティリスク情報をリアルタイムで顧客に通知する機能を追加し、専任のセキュリティ担当者がいない顧客でも迅速にセキュリティリスクに対応できるよう支援する。

 さらにオプションとして、評価レポートの内容についてIIJのセキュリティアナリストがオンライン形式で説明する「セキュリティアナリストミーティング」も用意し、リスクに対する理解を深められるようにする。

 基本サービスの年間契約プランは、対象ドメインの月次評価レポートを毎月1回提供(年間12レポート)、新たに発見されたセキュリティリスクの通知、問い合わせ用ポータルを提供する。価格は年額48万円(税別)。ワンタイムプランは、対象ドメインの評価レポートを1回提供する。価格は1回につき6万円(税別)。

 オプションのセキュリティアナリストミーティングは、評価レポートの内容についてIIJのセキュリティアナリストがオンライン形式で説明する。価格は1回につき8万9000円(税別)。エンジニアによるレポート翻訳は、IIJのセキュリティエンジニアがレポートを他言語に翻訳する。価格は個別見積もり。