Western Digital製を中心にHDDは値上がりの動き、WD Blue 8TBは複数店が2万円越えに [7月前半のHDD価格]

AI要約

Western Digital製のHDDは値上がりの動きを見せており、多数のモデルが値上がり傾向にある。

Seagateや東芝製の一部モデルも特売価格があるが、平均的には値上がりしている。

NAS向けのHDDも一部が値下がりする中、Western DigitalのNAS向けモデルは価格が上昇している。

Western Digital製を中心にHDDは値上がりの動き、WD Blue 8TBは複数店が2万円越えに [7月前半のHDD価格]

Western Digital製を中心にHDDは値上がりの動き、平均値は多数のモデルが値上がり傾向

 Western Digital「WD Blue」は、6月29日(土)調査時にWD80EAAZ(8TB)が700円安の17,280円(1GB単価2.16円)、WD60EZAX(6TB)が500円安の13,980円(2.33円)で特売。WD80EAAZはSeagate ST8000DM004と並び、8TBクラスの最安だった。

 それが今回調査の7月6日(土)時点では大きな特価がなく、最安値はWD80EAAZ(8TB)が18,080円(1GB単価2.26円)、WD60EZAX(6TB)が14,480円(2.41円)。平均の動きを見ると、それぞれ860円(4.6%)高、597円(3.9%)高で、「WD Blue」2~8TBの全体でも2.6~5.8%の値上がり傾向だ。加えて、WD80EAAZ(8TB)は複数のショップで2万円を超えたのが目立つ。

 Seagate「BarraCuda」は、ST8000DM004(8TB)が200円安の16,280円(1GB単価2.04円)、ST6000DM003(6TB)も200円安の13,480円(2.25円)で特売。ただし、ST8000DM004(8TB)については平均300円(1.7%)上がった。東芝は、在庫ショップ数の増加で最安値が下落。DT02ABA600(6TB)が700円安の15,800円、DT02ABA400(4TB)が520円安の10,480円(2.62円)となっている。

□Western DigitalのNAS向けなど上昇の動き

 NAS向けは、Seagate「IronWolf Pro」の一部が下落。ST22000NT001(22TB)が2,410円安の86,570円、ST18000NT001(18TB)が1,392円安の75,608円、ST6000NT001(6TB)が2,120円安の31,680円などとなった。

 一方、Western DigitalのNAS向け「WD Red Plus」は、一部ショップで価格が上昇。最安値はほぼ横ばいなのだが、店頭在庫のある2~12TBの平均価格は2.1~5.6%上がった。監視カメラ向け「WD Purple」もWD43PURZ(4TB)の最安値が850円安の17,080円と値下がりしているが、平均では上昇が目立つ。

 このほか、東芝のNAS向けモデルMN08ACA16T(16TB)が1,010円安の39,990円で特売。なお、16TBクラスの最安は東芝のサーバー向けモデルMG08ACA16TEの39,980円だ。