BtoB商材の情報収集「出入り業者や営業から」が減少? コロナ前後で認知のきっかけに変化【メディックス調べ】

AI要約

メディックスは、BtoBマーケティングに関する調査を実施した。調査結果から、若年層や大企業における情報収集傾向やCOVID-19の影響などが明らかになった。

また、SaaSマーケターにおけるデータ連携への取り組みが進んでいることも分かった。2024年に向けて、さらなる取り組みが期待されている。

調査結果は、BtoBマーケティングや製品選定に関わる人たちにとって興味深いものとなっている。

BtoB商材の情報収集「出入り業者や営業から」が減少? コロナ前後で認知のきっかけに変化【メディックス調べ】

メディックスは、BtoBマーケティングに関する調査を実施した。法人向け商材・サービスの売り手である「BtoBマーケティング担当者(SaaS系商材・非SaaS系商材)」と、買い手である「製品選定者(IT製品・製造製品)」の双方にアンケートを行っている。

 

まず、BtoBの商材・サービスに関する情報を認知するきっかけとなった情報収集源を見ると、年代ごとに大きな違いがあることがわかった。特に、20代~30代の層では「検索エンジン」「SNS」「交通広告」を情報源とする人が多く、反対に「出入り業者」や「メールマガジン」はリーチしにくいという傾向があることがわかった。

また、IT製品の選定における情報収集を見ると、「外部のコンサルや協力会社に情報収集を依頼する」「1次選定の情報収集を外注している」という企業の割合が半数近くにのぼった。特に大企業になればなるほど、社外にステークホルダーが存在しているようだ。

2019年・2021年・2024年の3年間について、認知のきっかけとして「出入り業者」「ベンダー・メーカーの営業担当」を挙げた人の割合を見ると、2021年が最も高く、2024年が最も低い結果になった。コロナ緩和で行動制限が解除されたことにより、以前から付き合いのある人からの情報収集割合は低下しているようだ。

一方で、「SNS」が認知のきっかけになったと答えた人の割合は2019年~2024年にかけて増加しており、2024年には9.9%にのぼった。

SaaSマーケターに対し、KGI/KPIのモニタリングとPDCAの実行において重要となる「データ連携」への取り組みについて聞くと、「実施中」と回答した人は63.6%にのぼり、2021年調査から大幅に上昇していた。なお、非SaaSマーケター向けの調査ではSaaS向けに比べ約半数に留まったものの、更なる取り組みの加速が見込まれるとしている。

 

BtoBマーケティング担当者(SaaS)アンケート調査

・【調査対象】直近1年以内にSaaS系商材のマーケティング業務に関与した方

・【調査期間】2024年3月18日~2024年3月20日

・【調査方法】インターネット調査

・【回答数】258名

BtoBマーケティング担当者(非SaaS)アンケート調査

・【調査対象】直近1年以内に非SaaS系商材のマーケティング業務に関与した方

・【調査期間】2024年3月18日~2024年3月20日

・【調査方法】インターネット調査

・【回答数】258名

IT製品選定者アンケート調査

・【調査対象】直近1年以内にIT製品・サービスの導入に関与した方

・【調査期間】2024年3月18日~2024年3月20日

・【調査方法】インターネット調査

・【回答数】515名

製造業製品選定者アンケート調査

・【調査対象】直近1年以内に機械・機器(工場用製品やオフィス機械・部品など)の導入に関与した方

・【調査期間】2024年3月18日~2024年3月20日

・【調査方法】インターネット調査

・【回答数】515名