三井不動産が力を入れるお取り寄せグルメサービス「mitaseru」とは?

AI要約

三井不動産は、「mitaseru(ミタセル)」の本格事業化を決定し、専門の料理人が名店のメニューを手作りで調理するサービスを展開する。

「mitaseru」は飲食業界の厳しい環境に新たな形を創出し、国内外で展開し2030年までに50億円の事業規模を目指す。

商品製造拠点の新設や独自のサプライチェーン構築などを通じて、顧客へ迅速かつ品質の高いサービスを提供する。

三井不動産が力を入れるお取り寄せグルメサービス「mitaseru」とは?

三井不動産は、厳選したお取り寄せグルメサービス「mitaseru(ミタセル)」の本格事業化を決定し、サービスの運営主体となる「株式会社mitaseru JAPAN(ミタセル ジャパン)」を設立した。

「mitaseru」は、専門の料理人が名店のメニューをレシピ通りに手作りで調理し、ネット通販などで販売するサービス。指定食材の仕入れから商品の製造、販売までを一気通貫で請け負う独自の「飲食店と併走する」事業モデルを展開する。

飲食業界における人手不足や競争激化といった厳しい事業環境のなかで、飲食事業者の「新たな形」を創出する。国内販売に加えて海外販売も展開し、2030年までに事業規模50億円をめざす。

「mitaseru」では、有名店から予約困難店、ミシュランガイド掲載店、今はなき名店など、三井不動産グループが厳選した店舗ラインアップをめざしている。このほど、店の味を守る「美味しいの継承プロジェクト」による復刻商品、有名店の味など計4店舗を取りそろえた。これにより参画店舗は34店舗、67商品に拡充した。

今後は千葉・船橋にある物流拠点「三井不動産ロジスティクスパーク船橋(MFLP船橋)」内に商品製造拠点を新設し、商品生産体制を強化する。2025年秋の稼働を予定しており、商品製造から配送まで一気通貫した独自のサプライチェーンを構築することで、「mitaseru」の中心利用者である首都圏の顧客へ、いち早く商品を届ける。