“デスクトップSSD”とは!? 容量8TBの超高速ストレージ「SanDisk Desk Drive」を試す

AI要約

SanDisk Desk DriveはデスクトップSSDの新製品であり、8TBと4TBのモデルがある。デスクトップSSDとは一般的なポータブルSSDとは異なり、作業効率を高めるために自宅のデスクに据え置いて使用することができる。

パッケージにはUSB Type-Cケーブル、ACアダプターなどが含まれており、USB 3.2 Gen 2ケーブルで高速なデータ転送が可能。デバイス自体はサイズも重さも持ち運びに便利である。

しかし、AC電源が必要なため、持ち運び中にどこでも使用するということはできない。それでもデスクトップSSDの特性が強く出ている商品である。

“デスクトップSSD”とは!? 容量8TBの超高速ストレージ「SanDisk Desk Drive」を試す

 外付けSSDと聞けば、「高速データ転送できるから、持ち運ぶのに便利なのよね」という具合に、ポータブルなデバイスをイメージするだろう。しかし、ウエスタンデジタルが発売した「SanDisk Desk Drive」は、サンディスクブランド初の“デスクトップSSD”だ。容量の異なる8TBモデルと4TBモデルがあり、前者は11万8140円、後者は5万9840円(いずれも税込み)となっている。

 デスクトップSSDは一般的なポータブルSSDと何が違うのだろうか。8TBモデルを借りられたので、実際の使い勝手を試してみた。

 大容量のデスクトップストレージといえば、ランチボックスより少し大きめなサイズの3.5インチHDDが思い浮かぶだろう。外付けHDDは、いかついタイプのデザインもあれば、ウエスタンデジタルの「WD Elements Desktop HDD Storage」のようにスッキリしたものもある。今すぐ作業したいデータというより、もう用事の済んだデータを念のため保管しておきたいというニーズにハマることもあり、自宅のデスクの上(または下)に据え置いて使っている人もいるだろう。

 ドライブがSSDであれば、保管もできるしストレージ内から呼び出して直接作業することもかなう。高解像度の動画や写真編集などを行う人にとって、メインPCといつでもつながっている据え置きタイプのSSDがあれば、作業効率が爆上がりするに違いない。

 まずは、パッケージの中身を見ていこう。本体に加え、USB Type-Cケーブル、USB Type-C→USB Standard-A変換アダプター、ACアダプター、そして取り扱い上の注意を記した書類だ。

 USB Type-Cケーブルは、形状がかなり太かった。「USB CABLE CHECKER 2」でテストしたところ、10GbpsのSuperSpeed+に対応したUSB 3.2 Gen 2ケーブルだったので、納得の太さだ

 SanDisk Desk Driveは、3.5インチHDDのようなランチボックスサイズではなく、大きめのおにぎりに近い約99.2(幅)×99.2(奥行き)×40.2(高さ)mm、重さは安定性のため重しを入れているとのことで実測273g(公称値は約268g)だった。見た目ほど重くはないので、持ち運びも苦にはならないだろう。

 とはいえ、バッケージにACアダプターが入っていることから分かるように、USBバスパワーでは動作しない。AC電源が必須ゆえ、どこでも作業できるというわけではない。やはり、これはデスクトップSSDなのだな、と思わせられた。