スターリンク、30cm角で1.1kgの小型アンテナ「MINI」

AI要約

SpaceXは、衛星ブロードバンドサービス「Starlink」(スターリンク)の新型アンテナ「MINI」の仕様を明らかにした。

スターリンクのアンテナは、北半球においては開けた場所で北向きに設置する必要がある。

アンテナの向きを自動的に調整する機構は「スタンダード」同様に省かれており、連携させたアプリの画面で確認しながら、設置時に手動で向きを調整する。

スターリンク、30cm角で1.1kgの小型アンテナ「MINI」

SpaceXは、衛星ブロードバンドサービス「Starlink」(スターリンク)の新型アンテナ「MINI」の仕様を明らかにした。一般発売の時期や日本展開などは現時点で明らかになっていない。

スターリンクは、回転機構を省き手動調節とキックスタンドで設置するアンテナを「スタンダード」として展開中。これはユーザー側で設置するアンテナとしては第3世代の製品にあたり、付属のWi-Fiルーターや接続するケーブルの仕様なども変更されていた。

今回発表された「MINI」は、この「スタンダード」のアンテナを小型にしたようなデザインで、縦が298.5mm、横が259mmと、A4サイズの幅を少し広くした程度の面積にまで小型化されているのが特徴。アンテナ本体の厚さは38.5mmで、重さは1.1kg。Wi-Fiルーターも内蔵し、簡単に持ち運べるサイズにまで小型・軽量化されている。

スターリンクのアンテナは、北半球においては開けた場所で北向きに設置する必要がある。アンテナの向きを自動的に調整する機構は「スタンダード」同様に省かれており、連携させたアプリの画面で確認しながら、設置時に手動で向きを調整する。

無線通信機能としてWi-Fi 5対応のWi-Fiルーターがアンテナ本体に内蔵されており、ACアダプターとUSB Type-C端子のDC電源ケーブルをアンテナに接続するだけで利用が可能。有線LANポート1つも設けられる。パッケージには平面に設置するためのキックスタンドのほか、垂直なポールの先端に固定できるパイプアダプターも同梱される(ポールは別途用意する必要がある)。